◎ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間
(2001年 ニュージーランド、アメリカ 劇場版178分 SEE208分)
原題/The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring
監督/ピーター・ジャクソン 音楽/ハワード・ショア
出演/イライジャ・ウッド リヴ・タイラー ケイト・ブランシェット オーランド・ブルーム
◎昔の少年の憧れ
大学時代、読みたいんだけど読むのを躊躇し続けた小説がある。
そう、トールキンの『指輪物語』だ。
だって超大作で、しかも文字がちっちゃくて、難しそうで、日頃、本をまったく読まないぼくにしてみれば、とてもじゃないけど挑戦するのも憚られる代物だった。結局、読まずじまいのまま大学を出て、もっと本を読む時間のない社会人になってしまった。
だから、いつものとおりながら、無知と無教養をさらすようだけど、原作は読んでない。
でも、人の噂に、こいつを映画化するのは無理だと聞いてたから、映画が公開されたとき「へ~そういう時代が来たんだなっておもった。ま、そんなぼくがいまさら筋立てを書いたところで仕方ないし、誰でも知ってることをくだくだ書く気はない。
にしても、ちからをもたない主人公というのは、きわめて魅力的な基本設定なんだけど、CGに頼らざるを得ないのかな~とかおもってたら、人間とホビットとの場面はCGじゃないんだね。スケールダブルで、いくらでも可能なんだね。
いや、なんていうか、もちろん、最新のコンピュータ技術を駆使してるのは当然として、CG全盛の時代に実写に拘った絵作りは、好きだわ。