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12人の怒れる男

2008年11月01日 10時07分29秒 | 洋画2007年

 ◎12人の怒れる男(2007年 ロシア 159分)

 原題/12

 監督/ニキータ・ミハルコフ

 脚本/ニキータ・ミハルコフ アレクサンドル・ノヴォトツキイ=ヴラソフ ヴラディミル・モイセイェンコ

 製作/ニキータ・ミハルコフ、レオニド・ヴェレシュチャギン

 撮影/ウラディスラフ・オペリヤンツ 美術/ヴィクトル・ペトロフ

 衣裳デザイン/ナタリア・ジュベンコ 音楽/エドゥアルド・アルテミエフ

 出演/セルゲイ・マコヴェツキイ ニキータ・ミハルコフ アプティ・マガマイェフ

 

 ◎用心棒との違いは指輪

 雨の中、犬が腕をくわえて走る絵のくりかえしが見られる。それがチェチェンの象徴なのかもしれないんだけど、そのくりかえしがいまひとつ、ぼくの中には入って来ないかわりに、ちょっとばかり食傷気味になったりもした。

 それと、陪審員の全員が、感情が高ぶってくるのはいいんだけど、昂ぶるままに切れて告白する羅列も少しばかりくどいかなと。

 とはいえ、臨場感は圧倒的で、室内劇の迫力たるや、なんだか強烈な舞台劇を見ているような気になった。少年の過去と現在の繋がりほんのすこしむつかしい感じがして、それが苦しいかなって気もした。

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