◎インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(Indiana Jones and the Dial of Destiny)
カレン・アレンは最後に出てくるんだろうなあっておもってたら、そのとおりだった。うれしい。
なるほど、タイム・スリップしてアルキメデスを登場させるのか、それで運命のダイヤルになるわけか。大陸移動が起こって緯度の設定が10度ことなってしまったために30年の時間遡行が2000年の時間遡行になっちゃうっていうのはちょっと強引すぎる気がしないでもないけど、圧倒的な映像の前ではもはやそのなケチをつけたところで些細なことになっちゃうんだろうなあって気はする。
ただ、役の設定としてはフィービー・ウォーラー=ブリッジはいいんだけど、ヒロインってことになるとどうよって気はする。もともとインディー・ジョーンズのシリーズは、カレン・アレンが恋人っていう設定だからこれをいじっちゃうとだめで、魔宮の伝説みたいに時間を前に持ってこないと難しくなっちゃう。このシリーズのつらいところで、だからいつもヒロインは可憐な女性にはならない。そんなこともあってフィービー・ウォーラー=ブリッジになっちゃうってことなんだろうなあ。
ナチスとの因縁が1969年になっても続いてて、結局はそれが2000前にまで戦いの対象になるってわけなんだけど、そのナチのマッドサイエンティスト役のマッツ・ミケルセンがちょっと物足りない。もうすこしやりがいのある役にしてあげたかった。