△誰も助けてくれない(No One Will Save You)
よくもまあこんなに単調な、セリフがたった5つしかない、自宅に侵入してきたエイリアンに追われるだけの映画を撮ったもんだ。
むかしの自主制作映画『午前2時のシチリアーノ』とどこがちがうんだ?まあ、ケイトリン・デヴァーは可愛いからいいけど。
要は、過去に親友となにかあって自分のせいで死んでしまったためにそのトラウマを抱えながら生きていて、それがエイリアンに姿を変えて押し潰されようとするんだけど、そこから脱却して新たな未来へむかって生きていこうとする田舎町の多感な女の子の物語でしかない。
結局のところ、彼女が怖がる顔をずっと観ていたいためにブライアン・ダフィールドが撮ったっていうだけのほとんどプライベート・フィルムなんじゃないのか?