海外に出かける楽しみの一つが本を買うことである。もちろんデザイン関係の洋書は、代官山のハックネット等に行けばそれなりに入手できるし、これっ!と決まっていればwebでアマゾン.comや、海外の通販、或いは専門書店に注文すれば済む。
実際に本屋に足を運ぶ利点は、いろんな本が見られ、「アレッ!こんな本があるんだ」といった具合に思いがけない発見があることだ。それも専門分野以外での発見が多い。外国の書店では、それがなおさらのこととなる。
デザインの研究者といったところで、専門分野の本ばかり読んでいるわけではない。むしろ私のようにプロデュース・・などというところへ足を掛けていると、分野毎という分類があまり役に立たない。これはコンセプトの原稿を書いているときにいつも体験することである。これから書こうとするコンセプトに資する資料と、図書館や本屋の分類体系とが、いつも喧嘩する。つまり整合しない。整合しなければ、お店で訪ねてもわからない。
例えば、確かな書店(例えば昔の神田東京堂や南洋堂)に行き、古参の店員さんや主に尋ねると、「実は中央公論だったか・・サマーソンの建築論を探しているのですが・・・」、「・・・・あっそれは中央公論ではなく、別出版社でして正しくは中央公論美術出版社といいます・・たしか出版は、1970年頃でしたね・・それなら在庫あります・・・」とたちどころに本がでてくる。こういうことは、今の本すら読まないアルバイト店員ばかりの大型書店(日本の多くの書店)では無理だ。他方、こういった訪ね方ができる分野は、体系化され、学問としても成立しているので、比較的本を探しやすい。ところが、デザインはもとより、芸術工学だ、プロデュースだ、といった具合に学際領域や未体系領域になると、どっちの分類だ!・・ということになる。
結局 最後は、自分の目と感性で探り出したり発見する場合のほうが、面白い本に出会う。 自分の感性を頼りに、海外で本屋を訪ね歩けば、意外な発見で手に入れた本で鞄が一杯になる。海外の本屋に行くもう一つ大切な理由があった。海外では、本が安い。大体日本の半額である。
撮影時期:90年代半ば
OLYMPUS XA-4,F3.5/ZUIKO28mm
エクタクローム.
CanoScan.
実際に本屋に足を運ぶ利点は、いろんな本が見られ、「アレッ!こんな本があるんだ」といった具合に思いがけない発見があることだ。それも専門分野以外での発見が多い。外国の書店では、それがなおさらのこととなる。
デザインの研究者といったところで、専門分野の本ばかり読んでいるわけではない。むしろ私のようにプロデュース・・などというところへ足を掛けていると、分野毎という分類があまり役に立たない。これはコンセプトの原稿を書いているときにいつも体験することである。これから書こうとするコンセプトに資する資料と、図書館や本屋の分類体系とが、いつも喧嘩する。つまり整合しない。整合しなければ、お店で訪ねてもわからない。
例えば、確かな書店(例えば昔の神田東京堂や南洋堂)に行き、古参の店員さんや主に尋ねると、「実は中央公論だったか・・サマーソンの建築論を探しているのですが・・・」、「・・・・あっそれは中央公論ではなく、別出版社でして正しくは中央公論美術出版社といいます・・たしか出版は、1970年頃でしたね・・それなら在庫あります・・・」とたちどころに本がでてくる。こういうことは、今の本すら読まないアルバイト店員ばかりの大型書店(日本の多くの書店)では無理だ。他方、こういった訪ね方ができる分野は、体系化され、学問としても成立しているので、比較的本を探しやすい。ところが、デザインはもとより、芸術工学だ、プロデュースだ、といった具合に学際領域や未体系領域になると、どっちの分類だ!・・ということになる。
結局 最後は、自分の目と感性で探り出したり発見する場合のほうが、面白い本に出会う。 自分の感性を頼りに、海外で本屋を訪ね歩けば、意外な発見で手に入れた本で鞄が一杯になる。海外の本屋に行くもう一つ大切な理由があった。海外では、本が安い。大体日本の半額である。
撮影時期:90年代半ば
OLYMPUS XA-4,F3.5/ZUIKO28mm
エクタクローム.
CanoScan.