Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

京都暮らし293. 長い春日大社の参道

2010年04月25日 | Kyoto city
 奈良の散歩の時は、自動車運転用にしつらえた度の強い眼鏡をかけていたので、気合いを入れてじっくりピントを合わせると、難儀なS5のファインダーでも、ようやくプラナーのシャープさが出たようだ。それにしても軟弱なS5のファィンダーとシビアなピントを要求されるプラナーという相反する組み合わせを使いこなすには、オートフォーカスに慣れた眼にとっては、今少し練習を必要とするようだ。
 同じ種類の二台のボディに広角と望遠レンズをつけた組み合わせは、重ささえ克服できれば使い勝手が良い。同じ種類のボディ二台がだから操作も同一で煩わしいことはない。各ボディの諸設定は、絞りを除けば全く同じである。
 こんな面倒なことをするならば、ズームレンズにすればという案もあるが、シャープさや背景のボケ方を比べれば、単焦点レンズの方がはるかに優れている。
 つまり画像の絵づくりに関わる部分で差があるので、簡単便利という機能には、おいそれとはのれない点でもある。そう考えると、撮影機材もデジタル化を除けば、あまり進化したようには思われない。
 そんなことを考えながら春日大社に通じる長い参道を、すこし気鬱な気分で歩いていた。歩き始めは、いつものことながら足が慣れていないので、気鬱になるなのだ。それは山に登るときでも同じである。

奈良市・三条通,2010年4月24日撮影.
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar f2/100mm,ZF.
シャッター:1/250,絞りf4.露出補正1/3,ISO100,カラーモードF2.
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