PEN LIFE212. 北風が吹く週末

　12月に入って急に寒くなりだした。シベリアからの冷たい空気が南下してきて、北風が吹く雨予報の週末である。寒いときは家の中で暖房三昧をしていたいが、 この週末は大学へ出勤なのだ。
　ところでペンのフィルター機能を使ってみた。こちらの方が現実色だろう。それにしても、軟調で柔らかい描写は、なんとはなしに、絵にしてくれるところが面白い。どうりで、みんながこだわるわけだ。
　現実の風景は、撮影者しかみていないのだから、写された画像をみて第三者が感激するとすれば、写真の或はデジタルのトリッキーな技によるものだ。そう考えれば、写真は大いに作られた世界ということになる。
　明日は、大学のデザインサーベイで研究室の学生達と一泊二日の下呂温泉視察である。仕事だから、撮影という気分ではない。機材は、E-PL1に17mmのパンケーキという地味なシステムだけもって行こう。実は、この地味なシステムの出番が多い。つまり万事世話がないからだろう。
　ふと思ったが、新型のE-PM1に合わせて、小さくアルミ質のスタイリングと解像力が良い、明るい標準レンズでもださんかと思う。それは無理筋だから、パナ・ライカの標準レンズをゲットするのが先かな。

天龍寺,2011年11月30日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL9-18mm,F4-5.6
IS320,焦点距離17mm,露出補正-1/3,f3.5,1/60,ファンタジック・フォーカス