Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE247. 風土的了解の姿

2012年01月13日 | Kyoto city
 今日も書こうと考えていたテーマが思い出せなくて下書きを続けていたら、そうだ!、冬の食べ物の続編を書こうとしていたのに気がついた。
 体を暖める食べ物と、冷やす食べ物があることは1月8日のブログにも書いたとおりである。そこで、このところ朝はご飯の定食にしている。一昨日などご飯を二膳もたべたので、お腹は満腹であると同時に、その後体がホカホカしていて心地よかった。やはりこれでなきゃ冬は越せないと思ったのである。
 体を暖める食べ物をとると,効果は食後から現れる。だから、京都人達は冬の寒さを乗り切れるのであろう。京都人が冬でも元気なのは、やはりご飯、お酒も含めてお米なのである。
 京都には、ご飯のおかずになる家庭料理を、おばんざいと呼び、おばんざい屋さんもある。もちろんおばんざいは、ご飯だけではなく、お酒の肴としても、おいしいのである。つまり冬の京都の食は、毎年やってくる寒い冬を乗り切ってきた京都人の風土的了解の姿ではなかったかと思われる。
 というわけで今朝は、粕汁と鮭とご飯の定食にしたのである。温野菜のたくさん入った日本酒の副産物でつくった粕汁は、冬の寒さが産んだ食べ物の一つだと思う。
 明日は、京都人は早起きについて書こう。ここでメモしとかないと忘れそうだから。

京都市間之町通,2012年1月10日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO Digital ED9-18mm.
ISO200,焦点距離17mm,露出補正-1/3,f9,1/160,i-Finish
コメント
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