Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE320. ライカとズイコー

2012年04月14日 | Kyoto city

 昨日は、LEICA DG MACRO45mmの画像をアップさせた。今日はM ZUIKO DG12mmで撮影した画像をアップさせた。この二つのレンズの性格がどう違うか。
 その答えは明白であり、LEICAはグレーの中間トーンをよくだそうと粘る。暗いところまでグレートーンで粘ろうとしている。そしてあまりシャープさが前面には出ない、つまり緻密な描写である。マクロレンズだからかも知れない。
 これに対してM ZUIKOは比較的コントラストの高い描写であり、割り切りよく暗いところはストンとブラックになり、画面もすこぶるシャープである。昔のニッコールレンズに近いのだろうか。
 絵としての見栄えは当然M ZUIKOの方が勝る。しかしじっと見ていて味わい深いのがLEICAである 。つまりこれらのレンズの性格は正反対といってもよい。そうしたデジタル時代においても、レンズの性格の違いを楽しめるというのは、大変楽しみな仕様でもある。
 デジタルペンは軽いから二台持ち歩いても苦にならないのだが、広角レンズと望遠レンズの視界を使い分けるのって結構面倒くさいのですね。広角になれたら1日広角レンズの目線ですごすと言う方が楽なのですね。だからM ZUIKOのレンズにE-PM1という最軽量なシステムが、いまの気分には合っていそうだ。
 そんなスタイルというのは、もう随分前になるが、ニコンFに28mmのレンズ1本だけ持って旅をしたときの気分を思い起こさせてくれます。

三条,2012年4月13日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f6.3.1/640モノトーン

コメント
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