Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE336. シルクロード

2012年04月30日 | Kyoto city
 建築の屋根は、高さや向きが違っていても面白い。屋根の形というのは、結構視覚的に重要な要素なんだということを再認識。この画像では形や向きはまちまちでも材質が瓦であるところが、統一感をうんでいる。屋根瓦は雨で濡れており、山はガスが発生しているなんていうのは、絵画的世界のようだ。
 そんなことを考えながら、iTunesで喜多郞の曲を聴きながら、シルクロードの街はどんなだろうかとイメージは飛ぶ。時には街の背後に雪をいだいた崑崙山脈が横たわり、時には遮る物がない水平線の砂漠であったりするだろう。相変わらずイメージを膨らませてくれるシルクロードである。
 イメージが膨らめば行ってみたいとなる。いまはそこそこに観光ツアーもあるだろうが、やはりテントを積み込み、パーティーを組み、ランドクルーザーで駆け抜ける方が現代の旅人らしい。かっての西洋と東洋の文化の交易路は、いつも現代人を誘ってくれる。
 奈良は、こうした東西交易路の終点である。この土地に立つと、この文物が運ばれて来た遠い、いくつもの国に思いを寄せてしまう。

金戒光明寺,2012年4月22日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO200,露出補正-1/3,f4.5,1/250,モノトーン
コメント
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