Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE976. 実利的な資格

2014年06月23日 | field work
 先日大学生協の食堂へ出かけたら、近所の自動車学校のデスクが出ていた。ふーーん、こんなに近くにあるんだ、バスの定期で通えるジャン。生協価格でいいんだってさ。ほなら申し込みます。係の人がえっえっー!、遠くで学生が、「三上先生あんなとろこにいる、なにしてんだろう!?」と怪訝な空気(笑)。
 でっ結局5月下旬から自動車学校に通い出したのさ。シニア世代の免許取りだよ。
 私は東京・新宿で生まれ育ったから、都心育ちに車は必要なかった。筑波大学に入ってから、荒野の1軒屋みたいところだから、こりゃ免許がいるぜと思ったら、車を持っている友達を持っていたので、いつも通りすがりに乗ってゆくかいと声をかけられて乗っていたから、不便を感じたこときなかった。おかげであのトヨタ2000GTとはりあっていた頃のサファリラリーを制したフェアレディZなんか内部はサメのようなデザインで格好いいよなとか、ホンダナナハンなんかどっしりとして音がよいとか、初代スカGは普通の乗用車だよなとか、いろんな車体験をさせてもらった。
 その後仕事場が東京・六本木だったので、出かけるときは地下鉄の方が早かったし、出張も飛行機ばかりだったので、全く車という意識がなかった。精々会社においてあるベンツはゆったりしていて、いつも誰かが運転してくれたので、特に不便はなかった。それに、ディレクター稼業が大変忙しく、車の免許どころではなかった。
 最近老後の楽しみに車を運転して旅に出るとか、夜中に移動して名古屋から近い信州あたりの早朝の撮影行脚というのも面白いかなと思った。それに最近JRの運賃がやたらと高いと感じるようになった。これでは容易に旅に出られない。ならば人並みに免許をとるかという結論になったのである。
 私の人生で残っている資格といったら運転免許ぐらいだ。美術工芸の教員免許は大学卒業と同時に取ったし、その後あこがれの一級建築士免許も取ったし、博士号の資格もとったから、今時とくに欲しい資格はないのだが、なんか人並みに実利的な資格があってもいいかなと思った。

愛媛県内子町
OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG12mm/F2.0
ISO200,露出補正-0.3,f5.0,1/500
コメント
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