Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE959. 朝の松山城へ

2014年06月06日 | field work
 朝、5時半に目覚ましが鳴った。さて朝食前に日本では数少ない本物の城、朝の松山城を見に行くか。ホテルに訪ねても動いていないケーブルカーのあたりに登山道があるだろうという心許ない案内だ。
 タクシーに乗ったら地元の人が行く登山道につれていってくれた。「でかい城ですね」と運転手さんに言ったら、「えっ、へへへ!」という返事。地元の誇りなのだろう。たかだか130m程の山だが、登山道はうっそうとした緑がおい茂る都会とは思えない光景だ。なかなか良い道だ。
 あがると天守閣や塀や門などがほとんどが昔のままに残っており、まさに城という空気が濃厚に漂っている。城の大半は公園になっていろが、実を言えば、この公園の何もない広い空間こそが多くの兵士が戦をしたり野宿するための場であり、それこそがのまさに城なのである。復元城とは大違いの、本物の城だけが持つ凛とした空気を感じさせてくれる。
 麓に藩政を行っていた二の丸もあるのか。そこで降りていったら、建物はなく恋人達の公園というバナーがたなびいていた。今は兵士ではなく恋人達がやってくるスポットである。
 足の向くままに歩いてゆくと県庁まできてしまった。路面電車でホテルへ帰った。松山の路面電車は、軌道内に車が入らないので、電車がスムーズに動き、本数も多い。エコな足として市民に大いに利用されている。

松山市
OLYMPUS E-P5,LEICADG SUMMILUX25mm/F1.4
ISO200,露出補正-0.3,f4.5,1/640
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする