Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング814. 小説:小樽の翠722.偏差値

2023年12月01日 | field work

 定点観測みたいなスケッチを描いて地獄坂をおりてゆくと、小春に捕まった。
小春「また夏樹から面白い話しを二つ仕込んじゃった。」
「何何!?」
小春「あのねえ和宏君というのがいるのね。和宏君は偏差値が低くてあまり勉強が出来ないの。絵ばかり描いている子なのね。それで夏樹はいつも和宏君の視線を感じるんだって。ある時和宏君のスケッチブックが風でめくれて、そこに夏樹の裸のホディが描かれていたんだって。」
「ほう、まあ人物画は裸婦ホディから描いてゆくから、それは自然の成りゆきだけど。でっ・・・。」
小春「それで夏樹は体育館の裏に和宏君を呼び出して『私の裸を描いてマスかいてんのかよ』ってつめよったの。」
「そりゃ少し和宏君が可哀想だな。」
小春「それで夏樹が『ならばセックスしよう』っていうわけ。それで和宏君をお堂に誘ったんだって。」
「人体のモデルを描いて、今度は筆下ろしのモデルですか・・・。」
小春「モデル返しよ。でね、でね夏樹が乳首を見せながら恥ずかしがる和宏君のパンツを強引にさげてペニスを引き出してしごいたんだって。そしたら起つじゃん。和宏君は偏差値が低いし、こんな子供ができたらやばいから中出しはやめようというわけ。」
「偏差値!?」
小春「それで夏樹は『大人の人達だったら前戯に3時間はかけるのよ』といってペニスを刺激していたんだって。それで和宏君が赤い顔して入れたいっていうから、まだまだといって刺激を続けたわけ。そしたら精子の上澄みが出だしたから口に含んだんだって。その途端にドドッと喉の奥を激しく突いて勢いよく射精したんだって。飲んだら苦い!、だって。それで和宏君とはお終い。」
「まあ筆下ろしはしたわけだ・・・。」
小春「でも夏樹は、和宏君は偏差値が低いから、明美を紹介したんだって。その理由が偏差値が和宏君と同じだからだって。」
「偏差値で相手を決めるんだ・・・。」
偏差値で恋の相手も決まるとする現代っ子の考え方だな。

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