

日本北限のオショロコマを再度撮影 その壱
20XX-8-25 晴れ
再び北限のオショロコマを、今度は夏期に撮影した。
日本北限のオショロコマを6月中旬に撮影したことがある。今回、夏の状況を観察するために遠路北へむかった。
久しぶりに日本北限のオショロコマを見たくなり北見市を車で出発、オホーツク海に沿ってひたすら北上した。
雄武町から内陸の山間部にすすみ幌内川源流域に入った。

また林道をえんえんと走りに走ってようやく目的の幌内川源流域のオショロコマ生息水域に到達した。
川の水は前回撮影にきた春の時期よりやや少なくて、川底を覆っていたツルツル滑る黒コケは完全に消えていた。
清冽な渓流の水温は10℃と極めて冷たい。

背ビレの特徴から一瞥して幌内川水系のオショロコマと判定出来る特徴的な個体群である。










思いかけずヤマベ稚魚がとても多く、それこそなんぼでもいて、オショロコマ釣りのじゃまになることこの上ない。







このおびただしい数のヤマベ稚魚はサクラマスの自然産卵だろうか。
それとも孵化場の方々による発眼卵埋没放流によるものだろうか。
前回ヤマベの姿は皆無であったことから私は何となく後者のような気がするが本当のところはわからない。
一般的にオショロコマはヤマベの存在を嫌う傾向があるので、ちょっと気になる状況である。
この項、続く。

