

巨大ニジマスと幼児との壮絶な闘い

201X-5-3 (水) 晴れ 27度C 風なし
この日、いつの間にかオショロコマ釣りの名人となった孫長男君は、今度はデッカイ魚も釣ってみたいというので、二人でデカニジマスを釣りに出かけた。
午前中は今が旬のエゾヒメギフチョウの観察、撮影で忙しかった。
夕方、いったん帰宅して孫長男君と二人で近郊の渓流に大型ニジマスを狙って出撃した。
まず25cm 1♂がヒット。




これは、長男君もオショロコマよりは相当強烈な引きを堪能して、ご満悦。


しかし54cmのデカニジマスが私の竿にヒットした。
竿が満月を通り越してつの字に曲がり猛烈な引き。道糸が水面を切ってすごい速さで走る。
私の釣り方では早めに取り込まなければ、針かかり部分の軟部組織が切れて逃げられるので早めのランデングをしなければならない。
強引に寄せると、激しい糸鳴り。 浅瀬で暴れてすごい水しぶき。
長男君に竿をあずけようとしたが、彼は顔面蒼白、怖がって受け取らない。
考えてみれば、デカニジマスを3.0mの細い渓流竿で釣るという格闘技は幼児には当然ながら無理であった。
仕方なく、私がなんとか大型ランデングネットに収めて確保した。





産卵のため遡上してきた大型ニジマスの♀。



私の釣り方での典型的な針かかりの状態。

撮影後、びくつく孫君に十分触らせてからリリース。

最後にもう一匹大型ニジマスをかけたが、これまでにない大物でなかなかランデングネットですくえず、試みに長男君ににネットをあずけたがデカニジマスのパワーに怖じ気づき、怖がってすくえない。
ランデングにもたつくうちに、とうとう針がはずれ逃げられた。
その後は魚信なく、あたりが暗くなってきたので引き上げた。
せっかくオショロコマ釣りの名人になったのに、これで渓流釣りが嫌いになってはこまる。
しかし、そっと聞いてみたら、またデカニジマス釣りに来てみたいというので一安心。
もう少し彼が大きくなってから再チャレンジさせようと思う。

