

原始の桃源郷で家族でオショロコマ釣り

2013-8-17(土) 曇り 一時 雨
朝10時出発。かわいい孫たちをつれてM川 最源流のオショロコマポイントへ向かった。
途中で観光キツネ一が匹いたのでしばらくキツネと会話した。

川沿いの道をえんえんと登って、峠を越え、下りきったところで林道へ左折しM川最源流域の原生林に入った。
途中でおいしそうなタモギタケの良質な群落を発見し、かなり採集した。



このとき子供たちにイラクサを教えた。うっかりイラクサに触れると肌に強い痒み刺激がくる。
子供たちはイラクサに触れて、痒い、かゆいときゃーきゃー大騒ぎ。
このとき子供たちにイラクサを教えたかみさんは、ウルシにやられたらしく数日後つぶつぶの痒み発疹がでてしばらくの間かゆがっていた。
この時期、森はうっそうとして、緑のエネルギーが満ちあふれていた。
草木の葉が繁り森の奥は見通せない。

途中の林道の脇で駐車し 弁当タイム。




子供たちに猛毒トリカブトの花を教えた。

ミドリヒョウモンが多くハンゴンソウにくるのを大型ネットで採集させて遊ばせた。
ササの葉にとまるオオチャバネセセリ。

昼食後車を降りて徒歩で荒れ果てた林道をしばらくたどり秘密のオショロコマポイントへ向かった。
林道は各所で太い木々が倒れ込み廃道状態、草木が生い茂って古い林道が自然に呑み込まれて消えようとしている。

ほとんど人跡未踏状態と思われる原始の大自然のまっただなかに奇跡的に存在する小さなオショロコマポイント。
この原生林の渓流を数Kmにわたって調査したことがありますが、オショロコマはこのピンポイントの水域にしかいません。
15-20cm の良型が入れ食いで、かわいい孫たちは大はしゃぎして釣りまくっていた。
やはり経験豊富な長女君が一番上手。









次女君は心ならずも呑ませたり地面に落っことしたりが多い。



呑ませたのでハリスを切って放したのがまた釣れてきたりしてびっくり。

三女君は左手を骨折して固定していることを忘れて左手を使っている。
最終的に50匹ほどを釣ったが全て丁寧に川にもどした。


野生動物が豊富なせいと思うがやたらとダニが多い。
長男君の頭にダニが2匹這っていた。ja.wikipedia.org/wiki/コロポックル">コロポックルが使う大きなフキが一杯。

帰りにみんなで釣り場でお菓子など食べて、今日の感想を述べあい武装解除。
帰りには、山を降りてゆくと国道近くに再び観光キツネが2匹いた。
6年前の古いコンピューター日記を起こしてみました。当時は気にもしていませんでしたが今にして思えば、この時大きな間違いをおかしていることに気づきます。まず、絶対にこんな幼児たちを危険が一杯の野生の王国に連れ込んではいけない。野生動物が多いところは当然ダニが多く、ダニ媒介性の脳炎ウィルスにやられると幼児はイチコロです。またヒグマの多いところでの野外での飲食は固くひかえるべきだがまったく無視して食べたい放題。絶対に幼児から100m も離れてはいけない。 etc...etc.... 。
PS 2019年現在、川沿いの林道は数年続いた猛烈台風の増水で各所で流され消えてしまいました。この原始の桃源郷へ到達は不可能です。これらの破壊された林道を修復する予定は無いようで、今後は人間が訪れることは無くなり本物の野生の王国にもどってゆくのかとおもいます。

