オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

オショロコマの危機がせまる

2019-09-14 22:15:34 | 渓流魚、蝶、自然
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オショロコマの危機がせまる






20XX-7-18 (日) 曇のち晴れのち曇


F氏と二人で朝9時30分曇天の北見を出発。NK岳へクモマベニヒカゲを見に行ったときのこと。


大阪からの三脚付きビデオカメラを持った若い蝶マニアが一人きていたがクモマベニヒカゲ1♂みたが撮影できなかったとのこと。


ちょっと時期が早かったのは明白であったがはしりのクモマベニヒカゲ1♂をかろうじて撮影。


やたら無愛想なフキ採りのおじさんがいたがきっと密採取だとおもう。


最近では無許可の商業的フキ採取はけっこう厳しく禁じられています。


登山道入り口付近の小さな沢に水が流れていたので、試みに釣ってみたら小さなオショロコマが1匹のみ釣れた。




項部虫食い紋理は目立たずヤマトイワナみたいにのっぺりしている。



こんな最源流の細流にもオショロコマがいて驚いたのであった。






13度C前後の低水温の環境を好むオショロコマならではと思う一方、今後地球温暖化の影響が顕著になった場合は問題だ。




これ以上の水温の低い源流(逃げ場)はもはやないので、この水系のオショロコマの命運は、その時尽きることになる。


まさかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、北極や南極やシベリアや私が見てきたモンゴルのツンドラの状態をみると、数十年後のオショロコマ壊滅も、もしかすると現実味を帯びた話だと思う。




これがオショロコマが絶滅危惧種VU とされる最も大きな理由でしょうか。





そうなる前にも、渚滑川のように無思慮なニジマス放流で次々に壊滅してゆくオショロコマ個体群がいることも悲しい現実だ。




ちなみにこの沢の水は手を切るように冷たく、水温は 9度C であった。


一方、オホーツクの海水温は確実に上昇しているようで、かってオホーツクの海には見られなかった大型ブリが普通に釣れるようになり、マンボウまで泳いでいるのはなんとなく不気味な状況だとおもいます。


私たちは、今まさに 水茹でカエル状態 なのかもしれないと、ふと思ったりします。





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コメント
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