オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ニジマスとオショロコマの勢力逆転 ?

2020-03-03 02:07:04 | ニジマスによる被害
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



ニジマスとオショロコマの勢力逆転 ?


2018-6-15 (金) 雨のち曇のち小雨のち曇のち小雨 最高気温6度C



2017年夏までに、ついにオショロコマが消えニジマス一色に塗り替えられてしまった渓流を久しぶりに見にいった。



2017年夏から秋にかけて、北見市周辺の渓流は未曾有の豪雨・大増水・大氾濫が繰り返され、さらに林道崩壊で大きな変化がみられた。



昨年の大雨被害の林道崩壊のためアクセス不可能になったり、すっかり渓相が変わってしまった渓流は数多い。




今回、調査にでかけた渓流も林道被害が目立ち、入り口で通行止めになっていたが自己責任で強引に侵入した。




実際には路肩軟弱化で、やや通行に注意すべきところが数カ所あっただけだった。




最初の橋から真下に見える大たまりを見下ろすと30-40cm のニジマスが6匹、瀬じりでゆらゆらやっている。




ここのニジマスは人影に敏感で、私の姿を発見し次々にぴゆーっとボサ下へ逃げ込んでゆくのが見えた。




林道を源流域へとすすみいつもの入渓場所から、身支度して川に降りた。




目の前のたまりに振り込むと、小型オショロコマがかかり、おおっオショロコマがいた とびっくり。



















昨年まではこのあたりは、ニジマス一色であったのだ。




続いて3匹オショロコマが連続して釣れた後に、やっと20cm ニジマスがきた。






このあたりにはかなりの魚たちがたまっていて一時間ほど、このたまりで釣っては撮影、リリースを繰り返した。












意外なことに、オショロコマが次々にかかる。





いつもはオショロコマは極めて稀で、ニジマスが圧倒的に多いポイントだが今日は違っており驚いた。





そこから下流に、いつも良型ニジマスがいるポイントが3カ所続くが、そこにもニジマスはおらずオショロコマが数匹づつ釣れたのみ。

 


不思議だ。いつもとは全然雰囲気が違う。 




もしかして先行するニジマス狙いの釣り人がいたのだろうか。しかしそのような痕跡はまったくなかった。




強いていえば繰り返された大雨増水の影響か、ポイントがかなり浅くなり流木が多数ひっかかって渓流相がかなり荒れた感じになっていた。




ここでいったん川をあがって昼食とした。




昼食後、下流域の二本の支流の合流近くのいつもはニジマスが多いところへ入った。







途中、岸辺にはフキを食べたためと思われるヒグマの真っ黒い糞が点々とあった。




最初のたまりでニジマス4匹。










パラパラと小型ニジマス。 いつもと違う。










その後はオショロコマばかりでニジマスとオショロコマの勢力関係がいつもの逆になっていた。




































合流部から下流は渓相が完全に変わり、オショロコマ1匹のみ。




下ってゆくと橋の上にまた立派なヒグマの糞。




いつもの駐車ポイントから川に降り、1時間ほど釣り登った。





昨年までの良ポイントはことごとく大雨大増水の影響で浅くなったり、流木がぎっしり積み重なったりして消えてしまい、まるで初めての渓流に入った気分だ。




この渓流全般にわたって流れそのものが完全に変わって、流れが直線化してしまったために、あちこちに枯れた三日月湖みたいになった場所ができていた。




そこは、かっては魚が多数たまる立派なたまりであったところだ。




要するに魚がたまる良好なたまりがほとんどなくなっていたのであった。




あの屈曲蛇行する美しい流れは大自然の猛威の為に、為す術もなく完全に消えてしまったのだ。




本格的なたまりらしいところはたった2カ所でそこでオショロコマと小型ニジマスが釣れたのみ。




午後4時。あたりが暗くなって強風が吹き始め気温がさらに低下すると急にヒグマの恐怖に襲われ始め、大急ぎで林道へでて車にもどった。




この日の調査ではかっての渓流相が大変貌し、さらにニジマスが減ってオショロコマが多くなり勢力関係が逆転しているのに驚いた。



 

最終的にこの日はオショロコマ19匹に対してニジマス10匹といった釣り果であった。




完全に勢力逆転だ。





あれほど多かったニジマスたちが減った理由は何だろう。





昨年、何度もあった未曾有の大雨・大増水で自然豊かな渓流相が激変し、屈曲蛇行していた渓流が浅い直線的な流れに変貌していること、その経過で枯れた三日月湖みたいな場所(もとはニジマスの良ポイント)が増えてしまった。




もしかすると、未曾有の大増水が繰り返されるうちにニジマスたちは、はるか下流域へと流されてしまったのだろうか。




急激な大増水時にはオショロコマは素早く小沢の奥深くへ移動して流されないように避難することが知られているようだが、新参者のニジマスにはいまだそのような生態がなく、ひたすら流されて水が引いた時、はるか下流域のタマネギ畑でひからびるといった事態でもおきたのだろうか。





想像たくましく理由を考えてみたが、本当のところはわからない。





今後、時間の経過とともにニジマスは消え、以前のようなオショロコマの楽園は復活できるのだろうか。





それともオショロコマ優勢はほんの一時のことで、またニジマス一色の川になってゆくのだろうか ??.





さらに継続して様子をみてゆきたいと思います。









にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする