オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

オショロコマの森ブログを開始してはや20年。オショロコマの森ブログ5になって10年が経過しました。

2023-07-05 16:48:34 | 渓流魚、蝶、自然
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オショロコマの森ブログを開始してはや20年。オショロコマの森ブログ5になって10年が経過しました。





2023-6-2 (金) 晴れ

ここへきたのは今年初めて、昨年秋からは8か月ぶりになります。




いつも通り、辺りにはエゾシカの群が多く、それを見ればきっとヒグマはいないと思われるけれど、念のためクラクションをけたたましく20秒ほど鳴らしてから釣り仕度開始。




この辺りにはいわゆる悪いヒグマはいないので、こちらの存在を知らせればヒグマは寄ってこないと思う。




PS : 従来稀ではあるが、種々の理由でヒトの存在を知ると逃げるどころか寄ってくる悪いヒグマが一定頻度で存在し人身事故を起こします。この場合はクマ鈴やクラクションはかえってヒグマを寄せ、危険なことになるので要注意。先般、朱鞠内湖で釣り人を襲って、腹一杯人肉を食べたヒグマはこの悪いヒグマの代表です。




この時期は、色鮮やかなクリンソウが咲き始め、岸辺を彩り美しい。オショロコマの姿を見るのも快感だがクリンソウの群落を見て心が洗われるのも楽しみなのです。






オショロコマは毎年、なんとなく衰退してゆく気配を感じます。この辺りに長らく継続的放流が行われたニジマスが野生化し、オショロコマを駆逐しつつあることは明白ですが、そのニジマスも継続的放流が行われなくなると徐々に勢いが衰えてきました。











ニジマス問題以前から大規模な森林伐採や、際限ない砂防ダム建設による川底環境の劣悪化や、個体群の分断、近年地球温暖化に伴う水温の微妙な上昇傾向や、源流域までの林道整備で釣り人侵入が増えたり、その他 etc etc でこの後100年も経たないうちにオショロコマは漸次、この世から姿を消してゆくことは間違いないと考えています。













このことがオショロコマが絶滅危惧種( VU : Very Urgent )に指定されている所以です。現在、比較的多数の個体が残っていると思われる知床でも、この20年の間では衰退著しく、ある瞬間から一気に消滅してゆくと考えています。
 


私がオショロコマに興味を持ち始めたころからも、現在までにオショロコマが姿を消した渓流も多数あります。



20年くらい前に私はデジカメなるものに初めて出会いました。



消えてゆくことは間違いないオショロコマの鮮明な電子画像をできるだけ残しておきたいと思い オショロコマの森ブログ を開始して20年くらいになります。
 

この間、離島を含め、全道各地の渓流をまわりオショロコマを撮影してきました。



ブログの形態・環境は年とともに変化し、紆余曲折があり、2012年に かなり安定したシステムとなったこの Gooブログに乗り換え オショロコマの森ブログ5 になってからも、はや10年ほど続いています。




さて、この水域のオショロコマはお示ししたように、決して美麗とは言えないが、ややくすんだ暗灰褐色系の体色で赤点紋理は小さく淡いオレンジ系で鮮明さに乏しいが、いかにも野生的な外観のオショロコマ個体群です。慣れると、これらの画像だけでどこの水域のオショロコマか が鑑別可能になります。





























いつも通り、撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。







気がついたら、オショロコマの森ブログを開始してはや20年。オショロコマの森ブログ5になって10年が経過していました。











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