オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

黄金色に輝く不思議な渓流に生息する美麗オショロコマ その弐

2012-08-26 08:43:47 | 渓流魚、蝶、自然
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2007年8月19日(日) 晴れ
小型であるがヒレ、腹の真っ赤な美麗オショロコマが次々と釣れ始めた。手早く50匹ほどを釣り撮影した。この一カ所のたまりにかなりの数のオショロコマがたまっていたのであった。ここに到達するまではほとんど魚がいなかった。ここのオショロコマはエラに線虫の一種が寄生している。狭い水域に密集して生活してきたせいだろうか。ヤマベ2年魚も釣れた。近隣の漁師さんの話ではこの川は天然のサケが上るようだが、天然サクラマスも登っているようだ。懸案のこの渓流でオショロコマが撮影できたことにより、私たちは知床半島羅臼側ほとんどの渓流でオショロコマを確認し、デジカメ撮影したことになる。 この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にリリースした。




黄金色の川側に綺麗なオショロコマ。不思議な組み合わせでした。











この川ではせまいところに密集して生活しているせいか、線虫が寄生している個体が多く見られました。。









現在、知床の渓流はほとんどにダムがあるため、源流域の本来の産卵場までサケマスが遡上できるところは意外にも多くありません。それなのに何故知床では毎年大量のサケマス漁獲があるのでしょうか。すべては絶え間ない人工孵化放流によるものです。要するに畑に種をまいて、それを収穫しているのと同じです。これをあたかも大自然の営みとして報道紹介することがえんえんとおこなわれているのです。壮大な偽自然ですが、皆さん知ってか知らずか満足されているようなので、まあいいでしょうか。

ここはダムの類はないので今でも天然のサケマスが遡上するようで河口付近にはヤマベがみられました。漁師さんたちもここのサケは放流物ではなく天然ものだと一目置いているようでした。近年、この状況を改善しようと急ごしらえの魚道が短期間で造られ、それがまた種々の問題をおこしています。魚道工事に伴うダム周囲の自然大破壊、オショロコマ水カビ病、急にカラフトマスが遡上し、それを狙って民家付近にヒグマ出没など。






帰り際、知床の夕陽が綺麗でした。



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