オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

尺超えエゾイワナのあと、眼前30mでヒグマと接近遭遇。

2021-02-19 16:49:38 | ヒグマの被害など
尺超えエゾイワナのあと、眼前30mでヒグマと接近遭遇

   

20XX.6.16 (金) 曇のち雨のち曇 24度C



この日最初に入渓した渓流は昨年の台風時の大増水で川の様子がすっかり変わってしまい 魚がいついていた良たまりがことごとく消えてだらだら川になっており魚信なし。






その後雨が降り出し 撤退。


このまま帰るのもたいした獲物がないので近くの PM 川へ入ってみた。





この渓流への林道入り口付近 広範に伐採があり風景が変わっていておどろいた。


PM川は,珍しいことに少し前に誰かが釣りに入った気配があり、いつもは魚のたまっているポイントは、ことごとくまったく魚信なし。






しばらく釣り下るとやはり釣り人の足跡あり。




おおたまりでしつこく粘ってやっと30cm エゾイワナ1 匹が釣れた。
















上流へ向かってみることにした。



午後2時30分。車で橋を越え、すぐ右手の林道へ入って川の上流へ向かった。



しばらく行くと30mほど向こうで道路脇に黒い服を着た人間が四つん這いになって何かしている。



小雨のなか、何をしているのかな。キノコだろうか。


しかしよく見ると、それは人間ではなく、まさかのヒグマ君であった。


スリムで手足がやや長い感じで、あまり栄養が良くないのだろうか。


丁度私くらいの人間が四つん這いになった感じのサイズで、まだ若い個体と思われた。


こちらを見てもまったく驚く様子はなく、一度両足でスックと立ち上がってこちらを5秒ほど見た。


そのあと、なんとこちらへ向かって歩き出したではないか。


こちらは車の中なので恐怖心は無かった。


私もヒグマの方へゆっくり車をすすめると、すぐにヒグマは立ち止まり次の瞬間、笹藪の飛び込んでたちまち見えなくなった。


デジカメは後部座席で手がとどかず残念ながら写真撮影はできなかった。


さきほど私が尺エゾイワナを釣った場所からヒグマと会ったところまで直線距離で約200m ほどしかない。


もし渓流でこのヒグマとバッタリ遭遇したらどうなっていただろうか。


その後、時間がたつほどにとめどもなく恐怖心が湧いてきてまいった。



釣りをしていたときは、車からあまり離れていかかった。


そのためいつもは携行している大型ナタと熊撃退スプレーの入ったナップサックは車の中であったのだ。


北海道各地で人間とトラブルを起こし、しばしば人間を殺傷するのはこのサイズの若いヒグマが多いので、車のなかからヒグマをみる格好になったのは本当に幸運であったと思う。


すぐに引き返せばよいものを、さらに林道を進んだが1kmほどで昨年の猛烈台風の大雨で林道が崩壊しておりやっとのおもいで車をターンさせて帰路につく。








帰りにヒグマ君ともう一度会うことを密かに期待していたのだが出てはこなかった。






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