知床羅臼側, 未調査だったTKU川のオショロコマの検討
20XX-10-12(日) 晴れ
台風が去り、よく晴れている。朝8時すぎに民宿よね丸をチェックアウト。
このあたりでは唯一のコンビニセイコーマートで昼食のおにぎりと柿を買った。
この日はいくつかある調査済み渓流は全てパス。
いまだ未調査であった町はずれの小渓流、TKU川をさぐってみた。
川の左手は広い運送会社敷地である。
河口から2-300mは部分的にコンクリート護岸がある。
最初に到達した二箇所の良たまりには産卵直前とおもわれる腹がふくらんだオショロコマが見られた。
そこで、オショロコマに損傷の少ない、かえしのない針で釣ったが案外針はずれがなく順調に撮影できた。
異常に喰いが立って入れ食いのときや(呑まれやすい)、まさに産卵期など、状況によっては魚への損傷軽減のため、このようなカエシのないバーブレス針を使うこともあります。
外観的には多彩な色調・斑紋の個体がみられ、いまだある一定の方向への収束傾向が見られない。
海との交通がいまだ保たれており適宜あらたな遺伝子供給もあるとおもわれ、たのもしい個体群といえる。
渓流が小規模でオショロコマ棲息水域が狭いせいか、恐らく局所的には水温上昇水域もあるとおもわれ、水カビ病のオショロコマもみられた。
浅く流程の短いこの渓流のオショロコマにとって、差し迫った脅威は、まさに温暖化による渓流水温の上昇であろう。
この小渓流は海まで流れを遮断する構造物がなくサクラマスが遡上しているようで、産卵行動参加体制のヤマベ2-3年魚も釣れた。
やがて川は二股になり左はチョロ川。
その上は両岸に笹が密生するチョロ川になり引き返した。
下流は海に近くなるとどんよりした流れだが、オショロコマはいなかった。
撮影させていただいたオショロコマたちはヤマベも含め全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
波打ち際から海を撮影しこの TKU 川を終了にした。
この項、続く。
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