終戦記念日の15日に、小泉首相が靖国神社を参拝し、例年の如く賛否両論が渦巻く。15日という公約を守るのも政治家の務めなら、外交に配慮し、15日以外を選ぶのも政治家の任だとも思う。韓中国を刺激して危険な関係に発展するのは国益の損失に繋がる。公人ともなれば「心の問題」という括りでは解決できないものがあろう。
その15日の新聞に、デューク・ジョーダンの訃報が伝えられていた。15年ほど前にライブを聴いたが、一曲終わるたびに椅子から立ち上がり客席に礼をする真摯な態度に驚いた。チャーリー・パーカーと熱いバップシーンを生き抜いてきたとは思えない程、温厚な人柄で、握手をして頂いたその手の温もりは忘れられない。その長い指から数々の名演を生みだしたと思うと感慨もひとしおだ。
写真は名刺代わりの「ジョードゥ」と並ぶジョーダンの傑作「危険な関係のブルース」(原題 No Problem ~だいじょうぶ)で、ロジェ・バディム監督のスワッピングをテーマにしたフランス映画「危険な関係」の主題歌として使われている。この映画のサントラ盤はアート・ブレイキー名義で出ているが、この時はジョーダン作曲にもかかわらず他人名義で登録されており、印税が入ってこなかったそうだ。パーカーの未亡人、ドリスが見かねて自己のレーベルに吹き込ませ、ジョーダン作曲であることを表明している。このアルバムでは表題曲を様々なヴァージョンで3曲吹き込んでいて、ジョーダンの入れ込みようが伝わってくる。
マイルス・デイヴィスの自伝に、「パーカー・バンド時代、デューク・ジョーダンがコードを間違うので頭にきた」と書かれている。今頃、「マイルス、もう間違えはしないぜ、 No Problem バードを呼んで一曲やろうぜ」とピアノに向かっているのかもしれない・・・合掌
その15日の新聞に、デューク・ジョーダンの訃報が伝えられていた。15年ほど前にライブを聴いたが、一曲終わるたびに椅子から立ち上がり客席に礼をする真摯な態度に驚いた。チャーリー・パーカーと熱いバップシーンを生き抜いてきたとは思えない程、温厚な人柄で、握手をして頂いたその手の温もりは忘れられない。その長い指から数々の名演を生みだしたと思うと感慨もひとしおだ。
写真は名刺代わりの「ジョードゥ」と並ぶジョーダンの傑作「危険な関係のブルース」(原題 No Problem ~だいじょうぶ)で、ロジェ・バディム監督のスワッピングをテーマにしたフランス映画「危険な関係」の主題歌として使われている。この映画のサントラ盤はアート・ブレイキー名義で出ているが、この時はジョーダン作曲にもかかわらず他人名義で登録されており、印税が入ってこなかったそうだ。パーカーの未亡人、ドリスが見かねて自己のレーベルに吹き込ませ、ジョーダン作曲であることを表明している。このアルバムでは表題曲を様々なヴァージョンで3曲吹き込んでいて、ジョーダンの入れ込みようが伝わってくる。
マイルス・デイヴィスの自伝に、「パーカー・バンド時代、デューク・ジョーダンがコードを間違うので頭にきた」と書かれている。今頃、「マイルス、もう間違えはしないぜ、 No Problem バードを呼んで一曲やろうぜ」とピアノに向かっているのかもしれない・・・合掌