いまどき、こんなタイトルで、男について論じる! 内容は推して知るべし、とは早計。
第1章なぜ、いまさら「男」なのか-意味論
第2章こんな男が嫌いだ! -現象論
第3章「きれい」な女と「カッコいい」男-時代論
第4章男は女によってつくられる?-承認論
第5章「男」を読む -表現論
第6章こんなときどうするか -実践論
第7章ひとりの、ふつうの男はどういきるか-覚悟論
そんなことは織り込み済みなのは、目次からだけでもわかるはず。著者は「男になりたい」という文化から疎外を感じた自己認識の下に、フェミニズムを代表とする男批判に十分目配りしつつ、オルタナティブとされる属性を超えた「自分らしさ」や「人間らしさ」への希求そのものを、無根拠もしくは欺瞞と激しく否定する。そこは「男として譲れない」といっているのだと思うが、その涙ぐましい決意と痛ましい希望こそが「男らしい」ということかと納得しそう。男はね、とか、女ってさ、とつい語りそうな人は読んでおいたほうがいい。よく整理されている、です。
第1章なぜ、いまさら「男」なのか-意味論
第2章こんな男が嫌いだ! -現象論
第3章「きれい」な女と「カッコいい」男-時代論
第4章男は女によってつくられる?-承認論
第5章「男」を読む -表現論
第6章こんなときどうするか -実践論
第7章ひとりの、ふつうの男はどういきるか-覚悟論
そんなことは織り込み済みなのは、目次からだけでもわかるはず。著者は「男になりたい」という文化から疎外を感じた自己認識の下に、フェミニズムを代表とする男批判に十分目配りしつつ、オルタナティブとされる属性を超えた「自分らしさ」や「人間らしさ」への希求そのものを、無根拠もしくは欺瞞と激しく否定する。そこは「男として譲れない」といっているのだと思うが、その涙ぐましい決意と痛ましい希望こそが「男らしい」ということかと納得しそう。男はね、とか、女ってさ、とつい語りそうな人は読んでおいたほうがいい。よく整理されている、です。