コタツ評論

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今夜は、グーチョキパー

2018-02-03 22:34:00 | ノンジャンル

西本貴美子さん(90)

日本、「男女平等ランク世界114位=悪」は早計だ…想像もつかない欧州の男女差別
https://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_410481/

114位となった背景は、政治家や企業役員に女性が占める割合がとびぬけて少ないからです。統計上では、日本は女性の社会進出が妨げられている、男女平等後進国ということになります。しかし、筆者は総合ランクの基礎となる個別ランクを検討して、日本を男女不平等社会とするのを「早計」と論考します。「むしろ、日本はある面で他国より男女平等が進んでいる」といいます。

私からいわせれば、統計なら、女性の方が男性より長生きという人口統計をみるだけでも、男性優位の女性抑圧社会とはいえないはずです。さらにいえば、統計には表れない反証ならいくらでもあり、統計を採る意味がないほど圧倒的な有意差もみられます。たとえば、この長寿社会における、おばあさんとおじいさんです。

おじいさんよりおばあさんの方がずっと親しみを持たれ、あたたかい目で見られています。少なくとも、映画やTVドラマ、小説、マンガに至るまで、登場人物は、「おばあさん」だらけです。いったい、「おじいさん」が重要な役回りを演じる作品をいくつ上げられるでしょうか。

残念ながら、映画「東京物語」の笠智衆やTVドラマ「七人の孫」の森繁久彌くらいしか、私には思い浮かびませんでした。TVドラマや小説に自衛隊員がまったくといってよいほど登場しないのは政治的理由からですが、「おじいさん」が出てこない、出たとしても、いないに等しいくらい存在感が薄いのはなぜでしょうか。

「東京物語」や「七人の孫」はいわゆるホームドラマですが、家庭内においては、おばあさん>おじいさん、というより、じつは、女性>>>>男性であることは、長きにわたって国民的なマンガ(アニメ)である「サザエさん」一家をみるだけでも、じゅうぶんでしょう。

ほんとうに、日本は男尊女卑社会なのか、と「再考」するより、じつは女尊男卑社会ではないのか、というテーマ設定こそ有効に思えます。「男が尊ばれ女が卑しめられる」の反対ではなく、「女は尊いのに男は卑しい」ということです。日本のあらゆる表現芸術作品では、女は母や妻として「尊き者」となるのに比べ、男はただ「卑小なる者」と描かれます。

と先にチョキを出しましたが、女性であるがゆえに、セクハラ・モラハラ・パワハラに日常的にさらされて、人知れずグーと拳を握ってしまうパーな男社会であることをもちろん認めた上の話です。しかし、チョキはグーには勝てませんが、パーには勝てます。グーと握った拳から2本指を伸ばすだけで、パーには勝てるわけです。私には女権拡張論はグーに思えるのです。

パーな男社会で平等になるより、もっと高見をめざして、チョキチョキと人生を切り開き、パーと見晴らしがよい場所に立っているおばあさんにグーときました(結局、語呂合わせがしたかったのね)。

世界最高齢プログラマーの次なる挑戦/若宮正子 [MASHING UP]
https://www.cafeglobe.com/2018/01/mu_wakamiya.html

日本の90歳のおばあちゃんの爆笑自撮り写真が話題に
http://j.people.com.cn/n3/2018/0202/c94473-9423075.html

http://www.taipeitimes.com/News/world/archives/2018/02/03/2003686969

(止め)
コメント (4)
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