カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

ヤマハギの花

2008-09-11 | あちこち
 花が小さい場合は全体の形が分かるように撮った後、花の形が分かるように近寄って花だけを撮るようにしています。花を見ると、なるほどマメ科の花と納得します。

 先日、黒沢明監督が亡くなって10年経つということで、BSで「七人の侍」が放映され、特集番組も組まれていた。私はかねてかより芸術家の仕事のピークは40代にあるのではないかと考えてきたが、この「七人の侍」は彼が44歳のときの作品だった。同じ映画監督で宮崎駿の名作「風の谷のナウシカ」は、43歳のときに作られた。日本画家の小林古径の代表作、「清姫」、「髪」はそれぞれ47歳と48歳のときに描かれた。ベートーヴェンの作曲家としての画期を示した交響曲「英雄」は34歳ということで少し外れているが、彼が57歳で亡くなっていることを考えれば、あながち外れているとは言えないのではないか。もちろん、何事にも例外があるし、モーツアルトのように35歳で亡くなってしまった人の場合はどうなのだということもある。それに晩年になって素晴らしい作品をものにしている例が沢山あるではないかという考えは当然ある。しかし、作家としての画期をなした作品、いかにも生命の息吹に満ち満ちていて、有無を言わさず見る者、聞く者の魂を鷲づかみにするような作品ということになると、40代のときに作られた作品が多いように思うのだ。


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