(少々辛口の批評になります。この作品を楽しみにしている方は読まないで下さい。)
孤児院で育った11歳の少年がまだ見ぬ両親を求めて孤児院を抜け出し、大好きな音楽を通して両親と巡り会うという話。
あまりにも都合よく偶然が重なるのはよしとします。
こういったおとぎ話があってもいいかもしれない。
しかし…何故この映画は、私の心に染み入っては来なかったのか?
それを、私なりに色々と考えてみたのですが…
この作品の音楽は素晴らしいのです。
少年エヴァンにとって、麦畑の穂のざわめき、風のささやき、街の騒音、機械音、そういったものが全て音楽になる。
輝きを持った音楽となり、彼の全身を、光のように包み込む。
エヴァンが音楽に触れている瞬間の、幸福そうな楽しそうな表情といったら!
スクリーンから音楽が洪水のよう溢れ出てきて、画面のこちら側の我々もまた束の間、音楽の波間にたゆたうような喜びを味わうことができるのです。
(HPの予告編で、その音楽を少しだけ楽しむことができます)
だからこの映画の主役は、音楽なのですね。
それに合わせて、都合よく展開する場面、しかも”感動してくれ”と言わんばかりの場面を繋ぎ合わせただけのように感じてしまうのです。
色々なプロセスを経ての結果に人は感動するのであって、”感動してくれ”場面だけを繋ぎ合わせても、それは無理でしょう…
この音楽、先日日記に取り上げた「グリーン・カード」の音楽を担当したハンス・ジマーによるものだそうです。
クラッシック、ロック、ゴスペル、街の音、自然の音、そういったものすべてが予定調和のように美しく融合していました。
ストーリーには失望しましたが、音楽がよかったので☆3。
何年も前に読んだ最相葉月の「絶対音感」という本を思い出しました。
絶対音感を持っている人は、小鳥のさえずりも、街の騒音も、救急車の音さえも、ドレミに聴こえてしまうのだそうです。
エヴァンのようにそれを楽しめればいいでしょうが、ある種の人にとっては拷問だろうなあ、と思ってしまいます。
「奇跡のシンフォニー」
孤児院で育った11歳の少年がまだ見ぬ両親を求めて孤児院を抜け出し、大好きな音楽を通して両親と巡り会うという話。
あまりにも都合よく偶然が重なるのはよしとします。
こういったおとぎ話があってもいいかもしれない。
しかし…何故この映画は、私の心に染み入っては来なかったのか?
それを、私なりに色々と考えてみたのですが…
この作品の音楽は素晴らしいのです。
少年エヴァンにとって、麦畑の穂のざわめき、風のささやき、街の騒音、機械音、そういったものが全て音楽になる。
輝きを持った音楽となり、彼の全身を、光のように包み込む。
エヴァンが音楽に触れている瞬間の、幸福そうな楽しそうな表情といったら!
スクリーンから音楽が洪水のよう溢れ出てきて、画面のこちら側の我々もまた束の間、音楽の波間にたゆたうような喜びを味わうことができるのです。
(HPの予告編で、その音楽を少しだけ楽しむことができます)
だからこの映画の主役は、音楽なのですね。
それに合わせて、都合よく展開する場面、しかも”感動してくれ”と言わんばかりの場面を繋ぎ合わせただけのように感じてしまうのです。
色々なプロセスを経ての結果に人は感動するのであって、”感動してくれ”場面だけを繋ぎ合わせても、それは無理でしょう…
この音楽、先日日記に取り上げた「グリーン・カード」の音楽を担当したハンス・ジマーによるものだそうです。
クラッシック、ロック、ゴスペル、街の音、自然の音、そういったものすべてが予定調和のように美しく融合していました。
ストーリーには失望しましたが、音楽がよかったので☆3。
何年も前に読んだ最相葉月の「絶対音感」という本を思い出しました。
絶対音感を持っている人は、小鳥のさえずりも、街の騒音も、救急車の音さえも、ドレミに聴こえてしまうのだそうです。
エヴァンのようにそれを楽しめればいいでしょうが、ある種の人にとっては拷問だろうなあ、と思ってしまいます。
「奇跡のシンフォニー」