Zooey's Diary

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幸福度の高い国

2011年07月03日 | 

婦人画報8月号は「避暑の宿で夏を楽しむ」と題して
情緒溢れる旅館、豪華なホテルを特集しています。
「清流、滝、森の中の極上旅館からクラッシックホテルまで」。
これも圧巻なのですが
私はそれと対照的な、ブータンについての小さな特集に心惹かれました。
「世界一幸せで不思議な国へ行ってみたいと思いませんか?」

国民総幸福量(GNH)という概念は、ブータンの前国王が1972年に思いついたものであり、
それが今でもブータンを益々発展させているのだそうです。
”人間は物質的な富だけでは幸せになれないという信念のもとに示された概念である”と。

幸福などという、非常に主観的な観念を国の政策に大真面目に取り込むなんて
私はそれだけでまず感動してしまう。
そして、そんな国王によって近代化を押し進まれたブータンは
教育・医療は無料であり、心の平和をもたらす信仰があり、国が保護する「手仕事」があり、
だから”2005年に政府が行った「GHN国勢調査」ともいうべきリサーチでは
実質的に国民の95~97%が「幸福」と回答したとされる”のだと。

日本の幸福度はとても低かったというような記事を以前読んだ気がして
検索してみたら、やっぱり。
イギリスのレスター大学による「国民の幸福度」調査(178ヵ国の国別データと国連などの
国際機関から提供された研究結果から総合的に判断された幸福度ランキング)によると、
日本は178カ国中90位。
http://woman.excite.co.jp/lifeplanning/news/rid_1841/
ついでに
”MTVネットワークスが、世界14カ国、計5,200名の8歳から34歳の子どもと若者を対象に
行なった幸福に関する調査(2006年11月公表)によれば
「今の状況は幸せですか?」の項目は、14カ国平均が43%(16~34歳)、57%(8~15歳)
に対して、なんと日本は飛び抜けた数字で最下位になっていて、8%(16~34歳)、
13%(8~15歳)という異常な数字である”と。
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-10159608613.html

しかし国民の95%が幸福だと答える国って
どんな国なんだろう?
中国とインドに挟まれた高地に位置する小さな国。
物質的にはそんなに豊かだとは思えないのに。
ブータンにだって、身内を亡くしたり、病気になって苦しんでいる人もいるだろうに。
(ちなみにブータンの平均寿命は61.3歳)
思うようにならない人生を送っている人もいるだろうに。
記事の中では、ドテラのような民族衣装を身に付けた人たちが
何処でも幸福そうに笑っている…

そんなにも幸福度の高い国、ブータンに行ってみたいものです。

婦人画報 http://www.hearst.co.jp/product/fujingaho/magazine/node_4309
コメント (4)
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