昨日の朝日新聞、山田養蜂場の一面広告。
”老化と寿命研究の第一人者”順天堂大学教授の白澤卓ニ氏と
山田養蜂場代表山田英生氏の対談。
テーマは「人生100年時代へー病気にならないために」。
今回は、要するに食べすぎはよくないという結論のようです。
白澤氏が例に出された実験というのが面白い。
2009年の米国ウイスコンシン大学の有名な実験なのだそうで
サルを「通常の餌を与えたグループ(38匹)」と「餌の量を3割減らしたグループ(38匹)」
に分け、20年近く観察したのだそうです。
その結果、通常の餌のグループの生存率は63%だったのに対し、餌7割のグループは87%。
さらに通常の餌グループは、癌を発症したサルが8匹、糖尿病5匹、心臓病4匹、
7割グループでは癌4匹、心臓病2匹、糖尿病はゼロだったのですと。
さらに見た目の違いも激しく、通常の餌を与えたサルは毛並みはボロボロ、
動作は緩慢、見るからに老化していたのに対して、
餌を制限されたサルは、毛並み艶々、目つきも鋭く、動きも敏捷で
全体的にとても若々しかったのだそうです。
カロリー制限するだけで、寿命や病気の発症率、見た目にそんな大きな違いが
出るとは。
おまけに白澤氏によると、最近の研究では食べ過ぎによって認知症になりやすい
ことも明らかになってきたのだそうです。
歳をとると体の代謝能力が落ちて、消費カロリーが低くなる。
それなのに若い頃と同じように食べていれば、太るのは当たり前。
なので私はずっと腹八分目を心がけています。
(白澤氏は八分目でも多すぎ、七分目がよいとおっしゃっていますが)
時々、贅沢なレストランでランチを頂く日には
朝は抜き、夜も殆ど食べません(家族の為に作りますが)。
おかげで体型はともかく、20代の体重を一応保っています。
難しいカロリー計算も、特別なダイエット食も要らない。
家族の為に和食中心の食事をしっかり作って、自分が食べる分だけ少なめ目にする。
お勧めです。
これで本当に認知症の予防にもなればいいのですが、
こればっかりは…(;´д`)ゞ
写真はFBから。