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ジャイプールのアンベール城は、16~17世紀にムガル帝国によって建てられた
巨大な城塞です。
一つの山を丸ごと使って造られており、
山の麓から名物「象タクシー」に20分ほど揺られて行くことができます。
しかしここには、物売りの熾烈な攻撃が待ち受けているのです。
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象タクシーに乗るが否や、何人もの物売りが追いかけて来る。
ひたすら無視していたのですが、一人の男が
「安いよ、たったの100だよ!」と叫んで
白檀の木で造ったオレンジほどの大きさの象の彫物を、私の手に押し付けようとする。
この彫物はインドの土産物屋の何処にでも置いてあるもので
100ルピー(200円)というのは確かに安い。
一つ位いいかと思って100ルピー渡そうとすると
「ノー!100ドル!」と。
冗談じゃない、と無視すると
2個で100ドル!と叫んで押し付けようとする。
更に無視していると、3個でいい、いや4個でいいよと
遂にその数、10個まで増えたのでした。
一体あの彫物の適正価格は幾らくらいなんだろう?
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象タクシーが城門の中に入り、象から降りようとすると
象使いが、自分はこれだけ良いサービスをしたのだというようなことを言って
チップを要求してくる。
こちらはちゃんと900ルピー(1800円)の料金を支払っているのです。
しかも乗降口の近くには「No Chips Please」の看板が立っている。
きっぱりと拒否すると、不機嫌な顔をして去って行きました。
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この日は青空で、イスラム様式とラジャスタン様式が融合したという
広大なアンベール城は、本当に素晴らしかったのに。
物売りの他にも、案内するよ、写真を撮るよ、と様々な押し付けが。
そしてチップを要求するのです。
あんな厚かましい連中がいなかったら
もっと楽しく見物できたのに。
まあインドは基本、何処でもこんな感じでしたが…
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写真はすべてアンベール城