インドでは、実に沢山の犬を見ました。
そこら中にゴミの山があり、そこには人、犬、牛、ヤギ、ブタ、サルがたかっている。
犬は当然、首輪もリードもなく野良状態ですが、人があたっている焚火に
一緒にあたっていたり、屋台に寄り添っていたり、妙に共存してるようにも見えるのです。
犬だけでなく、牛、ブタ、ヤギ、サルなど様々な動物が、町なかに混在しているのです。
殆どの犬が痩せこけていて、怪我をしていたり、ビッコを引いていたり。
ゴミの山といっても、日本と違って、人が漁り尽くした後なのです。
食べるものなんて殆どないでしょうに。
野良犬が沢山いれば、当然勝手に繁殖する。
仔犬や、おなかの大きい犬も随分見ました。
そして、犬の死体も随分と。
ニューデリー・アグラ・ジャイプールを、現地のガイド氏、ドライバー、夫と私の4人で
トヨタのセダンで数日間かけて廻りました。
三都市は、それぞれ高速道路で5~6時間ほど離れている。
インドの高速道路は日本のように高架式ではなく、両側に普通に人の集落があったり
するのです。
逆走する車もあれば、横切る人や犬や牛もいて、危険なこと極まりない。
そこを100キロのスピードを出して走るのですから…
何度もヒヤリとする瞬間があり、無事に帰れるのかと、夫と祈る思いでした。
そこで、いくつもの犬の死体を見たのでした。
(震えていた仔犬たち。ブタやカラスに狙われませんように)
インドで犬やっていくのも大変だ…
(痩せこけた仔犬)