麻布台のアフガニスタン大使館に行って来ました。
アフガニスタン独立100周年記念のイベントに、友人から誘われたのです。

広い部屋に8人掛けほどの丸テーブルが幾つか置いてあり、
そこに座ってスクリーンを見ながら、大使館のスタッフの解説を聞きました。
正式名称はアフガニスタン・イスラム共和国。
首都はカーブル、2017年の人口は3553万人。
平均年齢は18歳、平均寿命は63歳。
識字率は38%だが24歳以下の識字率は54%、これは教育に力を入れている成果であり、
それには日本の援助が大きく関わっているのだそうです。

現地で友人の姿が中々見つけられず、マゴマゴしていたら最後の席に座ることに。
その隣の席がもう一つ残っていて、椅子が反対向きに置いてあると思ったら
最後に現れてそこに座ったのは、アフガニスタン大使。
バシール・モハバット特命全権大使その人でした。
アフガニスタンなんて行ったことないし、何も知らない。
何を話そう?と考えた時に思い出したのは、以前観たアフガニスタン映画「君のためなら千回でも」。
私はこの映画にいたく感動して、カーレド・ホッセイニの原作本も読んだのでした。
少年の友情、裏切り、贖罪、そこにアフガニスタンの人種差別や内戦が複雑に絡まる物語。
大使もこの映画と本がお好きだそうで、いやあれは素晴らしい作品でしたねと。
気さくな大使と、その話に花が咲きました(ちなみに大使は日本語ペラペラ)。

アフガニスタンの代表的な料理、鶏肉とジャガイモのトマトソース煮込み、
ナスとヨーグルトの煮込み、アフガン風炊き込みご飯などを頂きました。
デザートはクミン風味のミルクプリン、そしてカルダモン風味の緑茶。
独特のエスニック風の味付けのお料理、どれも美味しく頂きました。
大使館の屋上からは東京タワーが眼の前に。

説明で聞いた限りではおよそ裕福とは思えない国なのに
麻布の一等地にどうしてこのような立派な大使館を構えることができたのか?
とっても不思議でしたが、さすがにそれをお聞きすることはできませんでした。