Zooey's Diary

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南米旅行②メキシコシティ

2024年10月27日 | 南米旅行2024

無事、帰国しました。
南米は遠かった。
往路、成田からメキシコシティまで13時間、そこから乗り換えてリマまで6時間。
しかもメキシコシティでの乗り継ぎ時間、なんと8時間。
南米の空港は手続きに時間がかかるということで、搭乗3時間前には戻らなければならないとしても、5時間もある。
これは空港でじっとしていては勿体ないと、夫とタクシーで市街に出ました。


(青いタイルの家)

通常なら30分程の距離ということでしたが、朝のラッシュアワーで道路は渋滞、1時間程かかってサンファン市場へ。
夥しい食物で溢れた、朝から活気づいている市場をササッと見て、近くの「青いタイルの家」へ。
こちらは16世紀に造られた侯爵の館で、伊達正宗が派遣した支倉常長の遣欧使節団一行が泊ったのだそうです。
思ったよりも地味でしたが、メキシコシティで最も美しい建物の一つとして数えられているのだとか。



そこから歩いて、10時のオープンと同時に、ジャスアルテス宮殿へ。
ここは1900年初め、「パリのオペラ座に匹敵する大劇場を」という当時の施政者の命によって作られた、メキシコ一番のオペラハウスなのだそうです。
建物外観はアールヌーボー様式、内装はアール・デコ様式、大理石でできた壮麗な建物でしたが、解説によると、竣工以来その重量により年々数cmずつ地面へ沈下しているのですって。

(ジャスアルテス宮殿の中)

そういや「青いタイルの家」の床も斜めに傾いていて、中を歩くとなんとも不安定な感じでした。
そもそもメキシコシティは、かつては湖の中にあったアステカ文明の古代都市をスペイン人が徹底的に破壊し、暴虐の限りを尽くし、埋め立てて造った所。
その怨念と恨みが現れ出ているのではないかと思ってしまいます。



更に歩いて、中央郵便局や古い教会など観ながら、ソカロ(中央広場、トップ画像)へ。
メトロポリターナ大聖堂や国立宮殿などの歴史的建造物が周りに建ち並び、メキシコの政治的宗教的な中心地である広大な広場。
ここにはコロナ前の2019年に訪れたのでした。
前回と違って、巨大な羽根飾りにを頭に付け、奇抜な衣装を全身に纏った人が大聖堂の前に何人もいる。
踊ったり唸ったりしながら、緑の葉っぱを束ねたモノを持って観光客の身体を撫で廻したりしている。
アステカインディアンの衣装を纏ったストリート祈祷師が、お祓いをしているのですって。



こんな奇妙なことをして御利益があるのかと思ってしまいますが…
そういえば先月鎌倉をドイツ人と歩いた時、鶴岡八幡宮で神主さんがお経を唱えながら、ワサワサした白い紙が付いた棒を振り立ててお祓いしているのを見て、あれは何だと驚かれました。
同じようなものなのかもと言ったら、怒られるかしらん?
あちこち一万歩ほど歩き廻って、帰りのタクシーはスムーズに走り、空港に想定時間内に戻ることができました。

コメント (10)
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