Zooey's Diary

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南米旅行③クスコ

2024年10月29日 | 南米旅行2024
メキシコシティから飛行機を乗り換えて6時間、現地23時過ぎにリマ着。
ホテルに一泊して翌朝、国内線でクスコに飛びました。
クスコはかつてのインカ帝国の首都。
モノの本によると、当時、クスコの都に行ったというだけで尊敬され、鼻高々になれたのだそうです。
が、16世紀スペイン人によって徹底的に破壊された跡がそこら中に。



例えばこのサントドミンゴ教会は、インカ帝国の神殿を破壊した後に建造。
インカ時代には全面黄金に飾られ、光り輝く神殿だったそうですが、スペイン人が略奪し尽くし、残るは石のみ。
ところが1650年の大地震で教会部分は崩壊し(その後再建)、インカ時代の石組は残ったのだそうです。
そんな所が、クスコの街には至る所で見受けられました。

(こんな黄金が壁中に。これはレプリカ)

インカの石組というのは特殊な構造となっていて、地震が多いかの地においてもビクともしないのだそうです。
地震が起こると、インカの建物は「踊り出す」と言われていて、つまり地震の揺れによって石が互いに衝突し合い、最終的に元の位置に収まるのですって。



“カミソリの刃すら通らない”精巧さで有名な石組。
これは有名な「12角の石」で、最長部の底辺は1.5mほどもあります。
鉄器も車輪も使わなかったというインカで、これらをどうやって組み立てたのか?



ピサロは謁見するふりをしながら突然攻撃して皇帝アタウワルパを捕まえ、助けると嘘をついて大量の金銀をせしめた挙句、あっさり殺してしまった。
ピサロ以下、暴虐の限りを尽くしてインカ帝国を滅ぼしたスペイン人も、インカの石組の知恵には敵わなかったのね。


コメント (4)
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