冒頭、1974年のフランス国会で、カトリックが多数を占め、男性議員ばかりの中で、中年の女性が合法的な中絶法を勝ち取るために声を張り上げている。無垢な子どもたちを殺すのか、ふしだらな女の自堕落を助長するのかなどと男性議員たちの怒号が飛び交う中、レイプによる悲劇や違法な中絶手術の危険性を提示し、圧倒的反対意見をはねのけ、後に彼女の名前を冠してヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取ったのです。
シモーヌ・ヴェイユはニースの裕福なユダヤ人家庭に生まれ、恵まれた子供時代を過ごす。
しかし16歳の時に戦争が始まり、両親や兄姉と共にアウシュビッツに送られる。
富裕層として暮らしていた彼らも、全裸にされ、頭を丸坊主にされ、家畜小屋のような施設に入れられる。
こうした光景は今までどれだけアウシュビッツもので観てきたか分かりませんが、何度観ても慣れることはない。
そしてシモーヌは、収容所で両親と兄を亡くすのです。
なんとか生還した彼女は、パリで政治学を学び、生涯の伴侶となるアントワーヌと出会う。
結婚生活を営みながら猛勉強して弁護士となり、そして政治家となって、女性やエイズ患者、刑務所の囚人たちの劣悪な環境改善の為に生涯をかけて戦う。
その彼女の不屈の戦いは、強制収容所の経験があったからこそのもののようです。
映画は、晩年の彼女の回想録という形で進められます。
時系列があちこちに飛ぶので、分かりにくい場面も多々。
例えば幼い子供たちが遊ぶシーンが何度も登場しますが、それはシモーヌの幼少期なのか、彼女の子どもたちなのか、はたまた孫なのか、よくわかりません。
そしてしばしば、強制収容所でのシーンが、フラッシュバックのように彼女を襲います。
その凄惨なシーンが多かったのも計算外でしたが、それらを我慢しても観る価値はあります。
シモーヌ・ヴェイユ、2017年89歳にで死去、パリでは国葬が行われたのだそうです。
公式HP
シモーヌ・ヴェイユはニースの裕福なユダヤ人家庭に生まれ、恵まれた子供時代を過ごす。
しかし16歳の時に戦争が始まり、両親や兄姉と共にアウシュビッツに送られる。
富裕層として暮らしていた彼らも、全裸にされ、頭を丸坊主にされ、家畜小屋のような施設に入れられる。
こうした光景は今までどれだけアウシュビッツもので観てきたか分かりませんが、何度観ても慣れることはない。
そしてシモーヌは、収容所で両親と兄を亡くすのです。
なんとか生還した彼女は、パリで政治学を学び、生涯の伴侶となるアントワーヌと出会う。
結婚生活を営みながら猛勉強して弁護士となり、そして政治家となって、女性やエイズ患者、刑務所の囚人たちの劣悪な環境改善の為に生涯をかけて戦う。
その彼女の不屈の戦いは、強制収容所の経験があったからこそのもののようです。
映画は、晩年の彼女の回想録という形で進められます。
時系列があちこちに飛ぶので、分かりにくい場面も多々。
例えば幼い子供たちが遊ぶシーンが何度も登場しますが、それはシモーヌの幼少期なのか、彼女の子どもたちなのか、はたまた孫なのか、よくわかりません。
そしてしばしば、強制収容所でのシーンが、フラッシュバックのように彼女を襲います。
その凄惨なシーンが多かったのも計算外でしたが、それらを我慢しても観る価値はあります。
シモーヌ・ヴェイユ、2017年89歳にで死去、パリでは国葬が行われたのだそうです。
公式HP
この映画お友達に見に行かない?って
誘われたんですが…時間が合わなくて💦💦
見に行った友達は彼女の心身を塞ぐ惨事の記憶に
影響があった収容所の映像・場面がすっごく
長くて…辛かったって言ってました。
後衣装はシャネルですか?とってもステキだったと💛
最近重い内容の映画見てない…見れなくて…
って娯楽大作も見てないんですけどね。
ただ私は、もっと凄惨なアウシュビッツ物を今まで沢山観て来たので
それに比べれば可愛いものです。
政治家になってからの衣装は、シャネルスーツもあったと思います。
そこまで重くはないですよ?
軽いとはとても言えない作品ですが
こんなにも頑張った女性がいたのだと思い知りました。