色づき始めたガーデンプレイス

去年の春閉館した恵比寿ガーデンシネマが再オープンしたというので、一年半ぶりに行って来ました。
恵比寿ガーデンプレイスにはトウカエデの並木が色づき始め、バカラツリーも出現していました。



三越が閉店して以来行ってなかったセンタープラザビルの一階には、DIYの店やカフェがオープン。
そこの地下には、スタバやTSUTAYA書店、スーパー・ライフや明治屋が。



その一角に今週オープンした「アトリエ・ララ」でランチをしました。
ズワイガニとブロッコリーのトマトソースのパスタと、イチゴとクリームチーズのパンケーキ。



一年半ぶりの恵比寿ガーデンシネマは、グザビエ・ドラン監督特集。
私は以前この人の「たかが世界の終わり」を観たのですが、カンヌ国際映画祭でグランプリを取ったというこの作品が、どうにも好きになれませんでした。
で、今回の「マイ・マザー」についても、いささか心配していたのですが…



2009年、グザヴィエ監督19歳の処女作にして、監督＆脚本＆主演作品。
感受性の強い年頃の息子と母親とが織り成す日常は、朝から晩までケンカばかり。
趣味の悪いセーター、口の周りにつけた食べかす、母親の何もかもにウンザリする息子。
母親も負けずに口汚く罵る一方、息子がゲイであることを他人から知らされて落ち込む。
罵り合いが果てしなく続き、その果てに許し合いや再生がある訳でもなく、唐突に話は終わる。
あれは、早熟な天才少年が大人になるまでの通過儀礼であったのか。
グザヴィエ監督の自伝的な物語ということですが、私にはやはり駄目。
ただ、時折差し込まれる美しい映像や音楽は印象的でした。