Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

タカノのフルーツ・アフタヌーンティ

2022年06月12日 | グルメ
(タカノのHPから)

お嫁さんとチビ姫と、新宿タカノで「カットフルーツ食べ放題&アフタヌーンティー・セット」を頂きました。
30種類ほどのフルーツの中から好きなものを選んで、その場でカットしてくれるサービスと、アフタヌーンティがセットになったというものです。
HPによればタカノでは、フルーツを「自然が生み出した宝石」と表現しており、その高級フルーツを職人が目の前で素早くカットしてくれる様は、まるで芸術のようです。
但し、フルーツは一度に3種類までで、その度に並ばなくてはいけません。
食べ放題と言われても、私は3皿が限度だったし(その半分はおチビが食べた)、それだけのフルーツでおなかはもう膨れてしまって、三段トレーのアフタヌーンティ・セットは残しまくり。
最下段のサンドイッチも甘いフルーツサンドで、しょっぱい系のオカズが足りないのも不満。
スコーンは固く、クロテッドクリームもついてなかったし。
これで普通のアフタヌーンティの価格5500円というのは少々口惜しいが、フルーツ大好きなおチビが喜んでくれたのでよしとしましょう。



フルーツは本当に美味しかった。
日本のフルーツは世界に誇れる美味しさだと思います。
タイとかエジプトとかメキシコとか、そういった南国のリゾートホテルに泊まると、朝食には、目にも鮮やかなフルーツ・バイキングが用意されています。
スイカ、マンゴー、メロン、パインアップル、ブドウ、オレンジ、バナナなどがカットされて山盛りに。
ところが口にすると、ガッカリ。
ちっとも甘くないのです。
日本で食べるそうした果物とは、まるで違う。
その分、日本の果物は高い訳ですが…



タカノの後、近くの伊勢丹の屋上に行って、おチビを遊ばせました。
屋上には、イングリッシュガーデン風の散策できる小路と、幼児用の遊具がいくつも置いてある広い人工芝の部分とがしつらえてあります。
私が子供の頃のデパートの屋上とは、随分様変わりしたものです。



コメント (8)
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実にタイムリーなウクライナ映画「ドンバス」

2022年06月10日 | 映画

ドンバスとは、ロシアと国境を接するウクライナ東部地域のことであり、もともとロシア系住民が多く住む地域なのだそうです。
2014年からこの地方で起きている「分離派」(ロシアの支援を受けている勢力)とウクライナ軍の軍事衝突を背景に、ウクライナ兵士たちや市民の日常を描いた映画です。
13のエピソードは、実際起きたことを基にしたフィクションだといいます。
2018年に作られた映画であるが、ロシアの軍事侵攻が起きている今、なんとタイムリーであることか。
カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で監督賞を受賞。
ウクライナ人セルゲイ・ロズニツァ監督。

只でさえ毎日、ウクライナでの戦争のニュースで心が塞ぐ今日この頃ですが、なんとなく観なくてはいけないような気がして、勇気を振り絞って観て来ました。
ウクライナの状況が少しでも理解できるのではないかと思って。
ところが…



実に不親切な映画です。
何の説明も断りもなく、13のエピソードは不意に始まり、不意に終わる。
そこに出てくるのは、人間の悪意、底知れない残虐さ、惨めな地下室生活、雪の中でいきなり男たちを裸にする検問、市民の車を横柄に搾取する警察、突然爆破される家々。
社会状況や複雑な政治的対立が分からない人間には、まったく理解できないシーンが次々と現れる。

例えば、その中の一つのエピソード。
ウクライナ軍の捕虜の一人が、見せしめに街頭に立たされる。
水色と黄色のウクライナの国旗を背中に巻き付けられ、胸には「懲罰隊への志願兵」と書かれている。
何のことかさっぱり分からないが、とにかくその初老の男は見せしめに立たされているのであり、街を行き交う人々は彼を好きに虐めてよいらしい。
殴り、蹴り、唾を吐きかけ、老若男女がどれだけの暴力を無抵抗のその男に加えたことか。
自分の息子はおまえらに殺されたんだなどと叫びながら。
一体この哀れな男は、何をしてこんな立場に立たされているのか?
何も分からないまま、そして何の救いもなく、男は血だらけとなり、そのエピソードは唐突に終わる。



全編、そんな調子なのです。
分かったことはただ一つ、ウクライナで今、こうしたことが起きているということ。
ウクライナへの侵略戦争は、今年の2月24日に始まったことではないということ、それだけです。

「ドンバス」 

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梅雨の合間の

2022年06月09日 | お出かけ

梅雨の合間の日比谷公園では、薔薇はほぼ終わったとはいえ、色とりどりの花が咲いていました。

  

ここにあるアメリカンデイゴの、血の滴るような紅い花を私は楽しみにしているのですが、まだ蕾ばかりが大きな木にびっしりついていました。
あと一週間くらいかな?



ここにはまた、10mもあろうかと思われる、大きなタイサンボクの木があります。
東京とNYが姉妹都市提携をした際の、桜の寄贈のお返しに1960年にNYから贈られたものだそうで、洗面器くらいの大きさの白い花が、ポッカリと咲いていました。
これも頭上遥かの高い所に咲いているのを下からようやくという感じ、正面アップで撮れないのが残念です。



東急プラザ銀座では、「オビ=ワン・ケノービの館」が出現。
「オビ=ワン・ケノービ」の配信を記念して「STAR WARS Galaxy in GINZA」を開催中なのだそうです。



館内にはSWのテーマソングが流れ、等身大のオビワンとヨーダが迎えてくれます。
そして夥しいSWグッズ販売中で、大勢のSWフアンがあれこれとグッズを選んでいました。



実はその前に、有楽町の小さな映画館で、実話を基にした戦争映画を観たのでした。
それについてはまた後で書きますが、残虐な画面に疲れた頭を、公園の花やSWワールドが優しく慰めてくれました。
日本は平和でありがたい…


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パディントンとのお茶会

2022年06月07日 | 社会

エリザベス女王の在位70周年を祝うプラチナジュビリーが、昨日で閉幕したようです。
ニュースでチラリと見た程度ですが、なんといってもパディントンとのお茶会の動画が可愛かった!
祝賀コンサートの冒頭に流されたという動画はこんな感じです(1分弱の短い動画です)。


パディントン「マーマレードサンドイッチはいかがです? 私はまさかの時の為に持っています」
女王「私もですよ。ここに入れています」

いやいや、サンドイッチを剥き出しで帽子やバッグの中に入れないでよ、せめてラップとかワックスペーパーで包んでよと、日本人としては思ってしまいますが…w
それにしても、こんな動画を作ってしまう英国のユーモアには脱帽です。

パディントンはイギリスの児童文学に出てくるクマです。
プーさんと共に子供の頃親しんだし、数年前の英国映画「パディントン」は、子供向けの作品かと思いきや(まあそうなのですけど)、泣かせ所あり幸福感あり、大人も楽しめる内容でした。
「天気の話と紅茶とクリケットが好きじゃなきゃ文化は語れない」といった英国人気質への皮肉もあり、クスっと笑えるシーンが何ヵ所も。
個人的には、大雨の中、路頭に迷うパディントンを衛兵があの衛兵ボックスに招き入れ、大きな黒い帽子の中からサンドイッチと熱い紅茶を出してもてなすシーンが一番好きでした。



ロンドンのパディントン駅には、その銅像が立っていました。
彼の名は、その駅で見つけられたことから拾い主にパディントンとつけられたのです。
礼儀正しく妙にオジサンくさい、マーマレードが大好きなクマのパディントン。
敬愛する女王陛下とお茶ができてよかったねえ!

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「トップガン マーヴェリック」

2022年06月06日 | 映画

コロナで公開が延期に次ぐ延期となり、満を持して先週5月27日に日米同時公開。
冒頭から、1986年公開の前作と同じオープニングで始まり、胸が熱くなりました。
広大な滑走路、戦闘機と並行してKawasakiのバイクで走るマーヴェリック(トム・クルーズ)、そしてあの音楽。
正直言って、36年前の前作をしっかり覚えている訳ではないのですが。
米国海軍のトップ1%のエリート・パイロットを養成する訓練学校、通称トップガン。
エリートたちの切磋琢磨、華々しい空中戦、主人公と教官との恋、仲間の死、そして挫折からの復活。
何しろ強いアメリカ、男たちの友情、明るい未来がそこにはありました。


(1986年版のポスター)

新作では、「ならず者国家」の深い峡谷にある核施設を爆破するというミッションにトップガンが当たることになり、マーヴェリックがその教官に選ばれる。
訓練生の中にはかつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)もおり、父親をマーヴェリックに殺されたと思っている彼は、事あるごとに反発する…

戦闘機F-18(本作)やF-14(前作)の違いなんて、私にはまるで分らない。
マッハ10だの9だのと言われても何のこっちゃという感じだし、分からないなりにもあの後半、撃墜された戦闘機から二人とも生き延びて、敵国からあんな風に脱出するってあり得ないだろうと思う。
それでもいいのです。
全編に散りばめられる前作のオマージュに、そして還暦のトムがまだこんなにも活躍していることに、感動せずにはいられない。



エンドロールに出てきた「In Memory of Tony Scott(トニー・スコットを偲んで)」というクレジットは、本作のジョセフ・コシンスキー監督のリスペクトからか。
トニー・スコットは前作の監督で、2012年に亡くなっているのです。
そして、本作の字幕が戸田奈津子であることにも驚きました。
御年85歳の翻訳大家の戸田女史、トム・クルーズと仲が良いことで知られていますが、ここのところ、その名前を映画館で見ることはなかったのです。
「Maverick」というのは、英語で「焼印の押されていない仔牛」を意味し、転じて「一匹狼」を表すようです。

もうひとつ、面白かったエピソード。
2019年に発表されていた中国資本のテンセント・ホールディングスの共同出資がいつの間にか撤退しており、現時点で中国での本作の公開は承認されておらず、今後も承認される見込みがなさそうだということ。
そうした裏事情は画面にも表れていて、前作でトムが着たジャケットには米国、国連、日本と台湾のワッペンが着いていたのが、2019年の予告編ではなくなり、そして本作にはまた復活したのだそうです。
そういえば近年のハリウッドの大作には中国人が美味しい役で出演していたのが、本作ではありませんでした。
3年間で世界情勢はこんなにも変わったのですね。

「トップガン マーヴェリック」

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「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」

2022年06月05日 | 

枕草子の英語版に夢中になって、仕事にも人生にもうんざりしたアラフォー、フィンランド人の著者は、清少納言の研究の為、長期休暇制度を使って日本へ旅立つ。
「セイ、あなたと私は驚くほど似ている」と彼女は言い切っているのです。

京都でゴキブリだらけのガイジンハウスに住み、色々な国からの同居人たちとドタバタ生活を始める。
博物館や図書館で資料探しをし、歌舞伎や能を鑑賞し、座禅や写経を経験し、「セイ」を探し求める。
「セイ」の素性や本名や性格、結婚相手、性生活について探る。
在日中に東日本大震災が起こって精神的混乱をきたし、タイに避難し、そしてまた戻る。
京都の桜の「この世のものとは思えない美しさ」に感動し、「もののあはれ」とはこういうものかと思う。
紫式部と清少納言の評価の違い、性格の違い、作品の違いについての考察。
ロンドンの大英博物館に通い、世界文学史の中での「セイ」の不当に低い位置づけに憤る。

そして500ページ近くの分厚い本書の最後で、彼女はこう結論付ける。
”セイ、あなたは守護道化師だったのよ。命を懸けて書き、弾丸を受けるために中宮定子の前に身を投げる守護道化師。定子の守護者、それがあなただった。だからあなたは本を書いた。どんなに表面的で、ふしだらで、非情で、病的な天皇一家の崇拝者としてあなたが後の世界で見られようともかまわずに。明るくて、しかめっ面した傲慢な道化師、セイ。あなたは定子の評判を救うことに成功した。自分のは救えなかったけれど。”



この本は2013年にフィンランドで出版されると大評判となり、数多くのメディアに取り上げられ、「人生を変える勇気をくれた」「転職する気になった」「これまでしようと思っていたことを実行することに決めた」などの言葉が寄せられたのだそうです。
日本の〇〇に惹かれて来日したというような人を紹介するテレビ番組がありますが、ここまで人生をかけてのめり込めるものがあっていいなあと思ってしまいました。

「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」 

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最近観た新国立劇場の舞台

2022年06月04日 | 劇、オペラ、コンサート

「オルフェオとエウリディーチェ」
亡き妻を救う冥界への旅を歌い上げる、ギリシヤ神話を基にしたグルックのバロック・オペラ。



「決して見てはいけない」というところ、でもその禁を破って台無しになってしまう悲劇、日本のイザナギとイザナミの話とそっくりです。
登場人物も舞台装置も最低限までこそげ落として、シンプル極まりなし。
オルフェオをローレンス・ザッゾ、エウリディーチェをヴァルダ・ウィルソン、指揮は鈴木優人。



「不思議の国のアリス」
最初に新国立劇場バレエ団の芸術監督、吉田都氏の舞台挨拶がありました。
2020年6月に公開予定だったこのバレエ、コロナ襲来で中止になって、ようやく開演の運びになったのだとか。
アリス役は米沢唯、指揮はネイサン・ブロック。
この演目は、文句なく楽しい。



カラフルな衣装を着たダンサーたちが、夢のような不思議の国を舞台に所狭しと踊ります。
舞台装置が何しろ楽しく、隅々まで凝っていて、英国がこの作品を作る意気込みが感じられます。
これはルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を題材に、2011年に英国ロイヤルバレエ団で初演され、アジアでは唯一、新国立劇場バレエ団だけが上演を許可されたのだそうです。



ようやく外国人歌手やダンサーが来日して上演できるようになったのは嬉しいが、幕間のホワイエのカフェは相変わらず営業停止。
シャンパンもワインもコーヒーもなく、華やぎもなくてちょっとつまらないのですが…
コロナ禍でダンサーやオーケストラ団員や劇場関係者の受けた被害の大きさを考えたら、贅沢を言っちゃいけませんね。

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知恵も忠誠心もありません

2022年06月02日 | 社会

普段、生意気な映画評を垂れている私ですが、動物モノにはからきし弱い。
ハチ公の、日本映画でもハリウッド版(リチャード・ギアがハチ~!と言ってたことだけが記憶に残ってる作品)でも泣きました。
昨夜のテレビ「ワールド極限ミステリー・忠犬ハチ公の初めて明かされる感動秘話」という番組、かなりこじつけ感がありましたが…



ハチの遺体は、普段いた渋谷駅の改札前ではなく、駅から少し離れた稲荷橋付近で見つかった。
それは、自分の死期を悟ったハチが、普段世話になっていた駅前の店々にお礼回りをし、方向感覚も体力もなくなり、駅まで戻れず力尽きたのだと。
いや、それは無理があるでしょうと思いましたが、それでも上野博士の亡き後、厄介者扱いされたりいじめられたりしていたハチ公の一生を改めてなぞって号泣。


見出し写真、ハチ公のような知恵も忠誠心もありませんが、可愛いタロウ。



こちらは、散歩の途中で見かけた花。
二階屋の屋根より高く咲く、真っ白なモコモコの花。
オーストラリア原産のメラレウカですって。

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