Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

有料無料

2023年08月14日 | 社会
母の初盆も無事に終わり、昨夜帰って来ました。
名古屋駅のホームに降り立った瞬間、暑い!と感じましたが、やっぱり。
この3日間、岐阜、名古屋は平均38℃台、都心は35℃台だったようです。
新幹線は行きの11日午前も、帰りの13日夜も満員御礼、連結部分には立っている人も。
新幹線の車内販売が終了になるというので最後のコーヒーを楽しみにしていたのですが、人が多すぎて中止になったようで残念。
母の介護に通った8年間、特に帰りの車内での、一杯の熱いコーヒーに慰められていたのでした。

コロナで中止になっていた花火大会が、今年は全国で再開。
ところが材料費や警備費の高騰やスポンサーの弱体化などで四苦八苦、あちこちが有料化になったというニュースを聞きました。
青森ねぷたの特等席は100万円だが8割完売、大津の花火では有料席を優先して一般の人は見えないように柵を作り、市民から大ブーイングが起きたと。
花火を無料で楽しむ時代は終わってしまったのか。
岐阜はどうなったのかと心配していたら…



やはり今年初めて、有料席が設けられたのですって。
4000円から1万円の1万7千の有料席が即日完売とのこと。
長良川の河川敷に、沢山の椅子が並べられていました。

ありがたいことに、花火を打ち上げるすぐ近くに知り合い宅があります。
そこから花火を堪能することができました。
スマホの画面に入り切らない弩迫力でした。


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「ソール・ライターの原点」展

2023年08月09日 | お出かけ

文化村がこの春なくなってしまいましたが、文化村Museumはヒカリエの上に移り、そこでソール・ライター展が開催されるというので行って来ました。
ヒカリエの9階にこんな大きな空間があるとは知りませんでした。

 (ユージン・スミス)

1950~60年代の黄金期のニューヨークを写し撮った未公開スナップ写真というものが延々と並んでいましたが、小さい!
しかも白黒写真が多く、これは老眼には辛い、眼鏡しないと見られない。
そう思って観て行くと、ユージン・スミス、セロニアス・モンクといった著名人のポートレイトが登場しますが、やはり小さい。



次はファッション雑誌の表紙。
これは鮮やかなカラーとはいえ、やはり小さいし、数十年前の雑誌、中には黄ばんでいるものも。
ソール・ライターがこんな綺麗な絵を描いていたというのは、嬉しい発見でしたが。



ソール・ライター展はかつて文化村で二度開催され、その度に私は楽しく観たのでした。
NYと猫とコーヒーを愛した写真家、ソール・ライター。
「雨に濡れた窓の向こうの人影、雪景色の中の赤い傘、雪降りしきるNYの街角。どれをとっても詩のような写真たちです」と2020年の日記に書いています。
前の展覧会の方が大きな写真が並んでよかったなあ、なんて思いながら見て行くと…



最後に、巨大な空間が現れました。
10面の大型スクリーンに、カラー写真をスライド投影して見せてくれる。
何て大きくて綺麗なの!

 



ここには椅子も配置してあり、次々と現れる美しい写真を、座っていつまでも眺めていられそうでした。

 



ヒカリエ6階の水刺斎(スランジェ)でスンドゥブチゲ&ミニポッサムセットのランチ。
そして7階の茶寮伊勢藤次郎で抹茶栗白玉かき氷を。





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「朽ちゆく庭」「夜が明ける」

2023年08月08日 | 

「朽ち逝く庭」伊岡瞬著 

「絶対に言えない秘密を抱える家族の行く末とは」こんな帯のコピーを見たら、読まずにはいられない。
中堅ゼネコン勤務の父・陽一は仕事でトラブルを抱え、母・裕実子は勤め先の上司とホテルに、中学生の息子・真佐也は不登校が続く。そんな家庭に、ある日、とんでもない事件が起きる…
学校にも行かず、怠惰な生活を送る息子に最初は苛立ちを覚えますが、終章、息子が一番まともであったことが分かって愕然とします。
下手なホラーよりも怖い、仮面家族の崩壊を綴った物語です。



「夜が明ける」西加奈子著

「書きながら 辛かった」と著者が言うこの小説のテーマは、現代日本に存在する若者の貧困、 虐待、 過重労働です。
15歳の時、 普通の家庭で育った「俺」と、母親にネグレクトされていた吃音のアキは高校で出会い、 共有できることなんて何一つないのに、互いにかけがえのない存在になっていった。大学卒業後、「俺」はテレビ制作会社に就職し、アキは劇団に所属する。しかし、その世界は理不尽に満ちていて、少しずつ、二人の心と身体は壊れていった…
”何かを破壊したくてたまらない。カッターを探す。もう俺の腕は傷だらけだ。こんな腕で仕事が見つかるはずもない。生活費はどうする? 。奨学金の返済は?。頭が締め付けられて、吐きそうになって、それで、スマートフォンを手に取る”
この訴えかけてくるような表紙の絵も、著者が描いたのですって。
イノセントな若者たちが過酷な社会の中で身も心もボロボロになっていく様子に、息苦しくなるような小説です。

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「ゆかたで銀ぶら」②

2023年08月07日 | お出かけ

銀座中央通りを浴衣で歩きまわってあまりの暑さにのぼせかけていた時、交差点近くで涼し気な色合いの展示場を見つけました。



吸い込まれるように入っていくと、「カーボンニュートラルをテーマにした体験型インスタレーション」とのこと。
意味を理解できないままに、涼しい展示場の案内に従って地下に下りて行くと…



部屋中が色鮮やかなインスタレーション!
お台場や豊洲のチームラボ・ミュージアムの小型版みたい。
森のシーン、街のシーン、そして海のシーンへと次々変わる。

  



カーボンニュートラルというのは、温暖化による気候変動から地球を守るため温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることなのだそうです。
KDDIは2030年度までのCO2排出量実質ゼロに取り組んでいて、ここではその活動を易しく説明してくれるらしい。
入口で双眼鏡型ARグラスというのを渡され、それを使ってインスタレーションを見ると説明文が現れるのですが、残念ながら文字が小さすぎて私には読めない。



壁面に映し出される森、街、海をめぐり、世界のカーボンニュートラルの取り組みを学ぶことができる筈だったのですが、そういう訳でよく理解できないまま、涼しい会場で鮮やかなインスタレーションを楽しむことができました。
壁や床を飛び回る小鳥や魚を、小さな子供が夢中で追いかけていました。



足を延ばした国際フォーラム「ものづくりフェア」にて。
夏着物に比べれば浴衣なんて楽なものと思っていましたが、何年ぶりかに着たら文庫結びの結び方を綺麗に忘れていて、YouTubeの動画を見ながらなんとか結びました。
素足に下駄で1万4千歩でした。

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「ゆかたで銀ぶら」➀

2023年08月06日 | お出かけ
(エルメスフォーラム)

浴衣で銀座を歩こうという催しがあるというので、久しぶりに浴衣を着て、着物好きな友人と行って来ました。
まずはポルトガル料理店「ヴィラモウラ」銀座店でランチ。



スパークリングワインとカンパリで乾杯して、前菜、イワシのオーブン焼き、大山鶏のエシュベターダ、鴨とオレンジの炊き込みご飯、チーズケーキ。
イワシのオーブン焼きはつまり塩焼きだし、エシュベターダは鶏の串焼きだし、炊き込みご飯も和食に通じるものがあって、素朴な味で美味しい。
この店には何度か行ったことがあるのですが、そういえば店名はどういう意味なの?とウエイターのお兄さんにお聞きしたら、スミマセン、知らないですと。
調べてみたら、ポルトガル南部のリゾート地の名前ですって。
勤務先の店名の意味が気にならないのかしらと、お節介なオバサンは思ってしまうのでした。

その後観るつもりだった映画が、公開されたばかりなのにもう昼の部がなくなっている。
仕方ないので、近くの銀座エルメスフォーラムへ。
こちらは現代アートが多くて、私には何のこっちゃ?という展覧会が多いのですが…

  



「エマイユと身体」展は、”火と空気によってガラス質へと変容するエマイユ(釉薬)という素材に注目しながら、粘土と身体の関係を考察する”という展覧会。
説明を聞いてもよく分かりませんが、とぼけた顔の陶芸は面白い。

  



2枚上の女性は写真の中の人物ですが、すぐ上の人物は生きている人間で、これもオブジェなんですって。
思わず触ってみたくなりましたが、我慢しました。
続きます。


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諸刃の剣

2023年08月04日 | 社会

ネットで小物を買おうとして、いつものように登録してあるクレジットカードで決済しようとしたら、なんと「残額が足りないか、限度額を超えているので使用できません」と出る。
ウソでしょう?
千円にも満たない小物なのです。


これはおかしいと思って、カード会社に電話してみました。
音声ガイドに従ってあちこち回され、ようやく肉声のオペレーターに辿り着きました。
事情を話すと、少々お待ちくださいと待たされ、驚くべき事実が。
そのカードで昨日、海外サイトから購入しようとする不審な動きがあったので一旦停止させて頂いたというのです。


どんな品物を?何処の国で?と聞くと、品物までは分からないが、国はアメリカだと。
そして昨日が初めてでなく、7月中旬から始まって5回、同じことが起きている。
すべてブロックしたので損害は発生していないが、情報が洩れていることは間違いないので、カードは作り直した方がよいでしょうと。


仕方がない、言われるままに従いましたよ。
その場で現行のカードは停止、新しいのが届くのに1週間くらいかかるそうです。
番号が変わるので、引き落としの提携などあったらすべて書き変えてくれと。
ああ、それが一番面倒!
ネット通販、映画、鉄道、飲食店予約サイト、ジム、どれだけの会社にそのカードを登録していることか。
一体何処から情報が漏れたのか?
パスワードを使い廻したのがいけなかったのか??
ネット通販、ワンクリックで買い物ができる、こんな便利なものはないけれど、やっぱり諸刃の剣なのねえ。

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25kgの氷の塊

2023年08月03日 | 社会
(六本木イエロ)

枕草子に「あてなるもの(上品なもの)」としてかき氷が登場すると知ったのは、いつのことだったか。
平安時代にも寒冷な地方で氷は作れるでしょうが、それを夏までどうやって保存して運ぶのだろうと不思議に思っていました。
昨夜のNHKの「歴史探偵」で、その謎を解き明かしてくれました。

 (神楽坂茶寮)

江戸時代に、加賀藩から江戸まで氷が運ばれ、将軍に献上されたのだそうです。
「氷室」と呼ばれる特殊な地下の保存庫で保存した氷の塊を、笹と筵で幾重にも包み、二重の桐の箱に入れて、昼夜を問わず4日間走って届けたのですって。

 (お抹茶サロン)

で、番組ではそれを3人の若者が検証してくれました。
25kgの氷の塊を、笹と筵で包み、二重の桐の箱に入れ、自転車で金沢から東京まで480キロを走る。
強い日差しの下、急勾配あり、自転車の故障あり、雨が降ることもあり、その中をひたすら走る。
3日目だったか、東京に着いた時、25kgの氷はどうなっていたか?

 (埜庵)

厳重な包みの中から現れた氷は、9.58キロ。
半分以下に減っていたとはいえ、ちゃんと氷が現れました。
凄いなあ!
写真は、近年食べたかき氷のいくつか。
有名店のかき氷は今や1500円を軽く超えますが、先人の苦労を思えば仕方ないか…

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「水に沈んだ都市」アーティゾン美術館

2023年08月01日 | お出かけ

ブリジストン美術館がアーティゾン美術館という名前に変わってから、初めて行って来ました。
「ARTIZON」とは、「ART」と「HORIZON」を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を多くの方に感じ取っていただきたい、という意志が込められているのだそうです(HPから)。
さすが、石橋という名前からブリジストンという会社名を作っただけのことはある…

今回「抽象絵画の覚醒と展開」という、タイトルからして難しそうな展覧会ではありますが、展示作品は一部を除いて写真可です。
新収蔵作品というものも多くあり、なんて太っ腹!
私にはサーッパリ分からない抽象画が多かったのですが、印象に残ったものを少しだけご紹介します。

「クロード・モネ 黄昏のベネツィア」

「アンリ・マティス 画室の裸婦」

「ロベール・ドローネー 街の窓」


「ジョアン・ミロ 夜の女と鳥」

そして、今回の展覧会で私が一番惹かれたのが、この絵。


「ザオ・ウーキー 水に沈んだ都市」
この人の名前も私は知らなかったのですが、1920年生まれの中国の画家であり、1948年にパリに移住。
”中国の水墨画の伝統に根ざし、東洋と西洋の美意識が融合する叙情的な抽象絵画を多く発表した”のだそうです(Wikiから)。
深い水底に沈んだ都市。
無音の青暗い世界に、かすかに光がゆらめいている絵。
その絵の周りだけ、温度が僅かに下がったような感じがします。



美術館の前後に八重洲地下街のタイ料理「サイアム・オーキッド」でガパオライスとグリーンカレー。
コレド室町テラスの台湾カフェ「フージンツリー」で豆花と台湾茶を。
こちらの豆花は控え目な甘さで少々物足りないくらい、台湾で食べた優しい味です。

コメント (4)
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