Zooey's Diary

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25kgの氷の塊

2023年08月03日 | 社会
(六本木イエロ)

枕草子に「あてなるもの(上品なもの)」としてかき氷が登場すると知ったのは、いつのことだったか。
平安時代にも寒冷な地方で氷は作れるでしょうが、それを夏までどうやって保存して運ぶのだろうと不思議に思っていました。
昨夜のNHKの「歴史探偵」で、その謎を解き明かしてくれました。

 (神楽坂茶寮)

江戸時代に、加賀藩から江戸まで氷が運ばれ、将軍に献上されたのだそうです。
「氷室」と呼ばれる特殊な地下の保存庫で保存した氷の塊を、笹と筵で幾重にも包み、二重の桐の箱に入れて、昼夜を問わず4日間走って届けたのですって。

 (お抹茶サロン)

で、番組ではそれを3人の若者が検証してくれました。
25kgの氷の塊を、笹と筵で包み、二重の桐の箱に入れ、自転車で金沢から東京まで480キロを走る。
強い日差しの下、急勾配あり、自転車の故障あり、雨が降ることもあり、その中をひたすら走る。
3日目だったか、東京に着いた時、25kgの氷はどうなっていたか?

 (埜庵)

厳重な包みの中から現れた氷は、9.58キロ。
半分以下に減っていたとはいえ、ちゃんと氷が現れました。
凄いなあ!
写真は、近年食べたかき氷のいくつか。
有名店のかき氷は今や1500円を軽く超えますが、先人の苦労を思えば仕方ないか…

コメント (8)
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