今週のサンデー毎日≪「小沢検審」イカサマ隠蔽の決定的証拠≫は必読!鳴海崇記者の徹底追及で新たな事実も!
またサンデー毎日の鳴海崇記者が≪「小沢検審」イカサマ隠蔽の決定的証拠≫と題して、書いてくれている。
<リード>
≪「小沢検審」の謎は深まるばかりだ。情報公開請求によって、強制起訴議決の経緯にも「疑惑」が出てきた。そして、国会答弁では法務官僚が議員から「嘘つき」呼ばわりされる始末。司法の信頼は地に落ちた。≫
先日の参院予算委で森ゆうこ議員が追及した、斎藤隆博副部長が義務ずけられている強制起訴(2010年9月14日)より前に検審で説明してないのではないかという問題で、前から9月14日以降に行っていたのではないか、という疑惑がネットを中心に広がっていた。
このサンデー毎日の記事は、ブログ『一市民が斬る』のエントリーと森議員の質疑が土台となっている。
■7月10日 森ゆうこ議員 参院予算委で追及!「検察官は議決前に審査員に説明したか」
■7月13日 法務省は検察審査会(=最高裁)を庇って「斉藤検察官検審不出頭」の隠蔽工作!
■7月19日 野田首相・最高裁「斉藤検察官、検審不出頭発覚」で大慌て!森議員の再度追及恐れ、参院予算委員会急遽中止!
明日、7月24日に森議員の質疑が行われるようだ。
『参議院議員 森ゆうこ』ブログより
予算委員会での質問が決まりました。
7月24日(火曜日)9:00~17:17 参議院第一委員会室「TV入り:NHK」
森ゆうこ質問予定時刻 15:30~(18分間)
「質疑によって時間が遅れる場合がございます」
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今週開催予定だったが中止となった参議院予算委員会が7/24に開催されることに。
私の質問時間は18分。
今回は往復方式なので発言時間に余裕あり。
しかし、今回も「国民の生活が第一」の質問時間はみんなの党の約半分。
「国会事故調」の黒川委員長を参考人招致しようとしたが認められなかった。
7/10の予算委でみんなの党の水野参院議員から黒川委員長の参考人招致が要求されたが自民党が拒否。
その後、議院運営委員会で国会事故調の報告をどう取り扱うか協議が継続されているが、議運委員長は議運での議論は別にして予算委理事会で合意すれば参考人招致は可能との認識を示したが合意できず。
衆参両院で合意して設置され、多額の税金と時間をかけて報告書を提出した「国会事故調」。
その報告書について質疑するために黒川委員長を予算委に呼ぶことを何故拒否するのか。
自民党理事が説明した拒否理由が理解出来ない。
森ゆうこ twitterより
サンデー毎日の記事に戻り、この中で東京高検幹部の話として、興味深い新たな事実が書かれている。
≪「特捜部長だった佐久間氏は、小沢氏の不起訴処分が濃厚になった2010年春、最高検トップから小沢事件の後始末を厳命され、大津地検検事正への栄転を7月まで延ばされた。この間、特捜部を頭越しに指揮していたのは大鶴基成・東京地検次席検事(当時)で、佐久間氏が自由に動かせたのは田代元検事だけでした」
実は小沢氏の立件を断念した特捜部は、大鶴氏の下で汚名返上を期していた。≫
ということで、それが、特許庁のコンピュータシステム開発を巡る汚職疑惑で、現職閣僚と自民党の大物が絡んでいて、斎藤副部長が陣頭指揮をとっていたということで、2010年9月17日には家宅捜査でとても検審への説明など不可能だったという。
おまけに特許庁の問題には関係先に野田佳彦首相らを含む国会議員に献金していたソフトウエア会社が入っていて、大阪地検のFD改ざん事件もあり立件を見送ったとのこと。
これらの状況より、検審が強制起訴の手続きで〝検察からの説明なし〟で強制起訴するという、大胆不敵な〝イカサマ〟を断行した疑惑が濃厚だ、と糾弾している。
嘘にウソを重ねて辻つまを合せようとし、法をも無視して犯罪をも犯す、検察・法務官僚、最高裁事務総局は地に落ちた。
明らかな犯罪をも身内には超甘な戒告処分としてほぼ不問に付し、狙った獲物に対しては法を歪めてまでもインネンをつけデッち上げて罪に陥れる。
法により裁くというよりも法を利用し国民に対して「ゆすり」や「たかり」そして「騙し」「脅し」、仕舞いには「偽造」「捏造」をもやらかすチンピラ以下の腐りきった組織である。
この腐った組織に相応しい腐ったトップが就任した。
その模様をマスコミが報じなかった江川紹子氏の質問に対する答えを江川氏自身がツイートしているので貼っておく。
Shoko Egawa ✔@amneris84
1)先日の検事総長交代の記者会見。笠間、小津両氏には虚偽の捜査報告書問題を聞いたのだけど、土曜日の各紙を確認しても、どこも言及していなかったので、これから会見時の両紙の発言を連ツイします。笠間氏には「調査報告には疑問点がたくさんある。あれで一件落着にするつもりか」「ご自身も告発
2012 7月 23
2)されたが、取り調べは受けたのか」と質問。笠「正直に言うと、一件落着させるつもり。ただ、(結果に)満足しているわけではない。他の方法がよかったと言うわけではないが、ハンドリングの難しい事件で、どういう結果でもどなたからか苦情が出る。苦情は出るだろうけど、これで収めるしかない」
3)「検審の強制起訴はいいとは思わないが、我々と同じ(不起訴相当の)結論が出るものと思う。ただ、(自分について)裁判になることは絶対ないとは言えないので、(捜査について)具体的なことは言えないが、通常被疑者に対して行われることは正常に行われた」
4)小津新検事総長には、「最高検に報告が上がった時の次長検事として責任をどう自覚しているのか」と質問。小「検察の対応は間違っていたとは認識していない。ただ、こういう時にこういうことをすると、こういう批判をされるのか、ということは、大いなる財産として生かしていきたい」(了)
開き直りのその開き具合が相当なもので、予想以上にこの組織は重症である。これがトップの認識とは呆れ果てて愕然とする。
この組織が解体されない限り、もう国民の真の安らぎは無いだろう。
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