徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

トラ、金本、復帰も実らず・・・・

2010年07月16日 21時33分08秒 | 野球・タイガース

4月17日以来90日ぶりに金本がレフト6番で先発出場しました。

でも、その甲斐なく、4タコでは、良いところなく負けました。

初回、鳥谷がセンター前、平野が送り、マートンが返し、幸先良いスタートかに見えたのですが・・・・
すぐ、その裏 ヤクルトにノーヒットで同点にされ嫌な予感がしました。

        

2回は、藤本が2つもエラーしてくれたのを生かせず、4回に浅井がライト前にヒットを打って以来、5回以降はノーヒットに押えられ5イニング三者凡退では、試合自体盛り上がりに欠け、決して無気力ではなかったと思いたいのですが、無抵抗に終わりました

安藤が中継ぎで8回1イニングを投げたのですが、四球2つ出し、相変わらずのらりくらりでピリッとしません。

本来は、金本といい安藤といい記念すべき試合だったはずですが、まったく本人の活躍の気配もありません。

考えすぎかもしれませんが、折角首位に迫る大事な時に、流れを止めてしまわないかと心配です。


映画「必死剣 鳥刺し」とは・・・・

2010年07月16日 13時13分21秒 | 映画・社会

藤沢周平原作の映画「必死剣 鳥刺し」を見てきました。

今年3月同じ藤沢周平原作の「花のあと」を見た時の予告編を見て、それから楽しみにしていました。
「花のあと」と同様に、この映画も藤沢周平の映画の美しい風景には癒されます。

現代もそうですが、「お家騒動」というものは、大きな組織であろうと小さな家族であろうと、起こっています。
あの政党もお家騒動が噴出していますが、内容を考えると、今も昔も変わらないものです。
特にトップに立つものが暗愚であるほど不幸なものはありません。

  

この映画の舞台である海坂藩の藩主が愛妾の言いなりとなり、政道が病んでいました。
これを見かねた近習頭取 兼見三左衛門(豊川悦司)が、能の鑑賞した後、公の場で愛妾を刺殺します。
これには、兼見の愛妻を病気で亡くし、気落ちしている最中に独断による失政の元凶の始末として、死に場所を求めて武士の意地を貫こう決断したことにありました。

そして、斬罪になると思っていたのが、寛大な閉門になりました。がこれには、老中の津田民部(岸田一徳)の深い思惑があったのです。

  

藩主と対立している別家の帯屋隼人正(吉川晃司)が剣の達人であり、それを倒すのには兼見の秘剣である鳥刺し術を利用しようと計ります。

そのため生かして利用するために時期を見るのですが、死を覚悟している兼見とすれば、生きるほどに生じる運命の不条理をしります。
死ぬことさえ許されないならば運命を切り開こうと・・・・

ある時、津田が、藩主を守るため、その秘剣を使うように言い渡します。

最後の15分間は、その帯屋と兼見との対決シーンから始まります。

兼見が帯屋を倒すと津田が出てきて、別家である帯屋を斬ったのは、兼見の乱心であるとして、家臣数十名で兼見を打ち果たそうとします。

兼見は罠にかかった訳で、その憤懣を晴らすように、多数を相手に斬り合いとなりますが、一人では如何ともしがたく、激しい戦闘のあと打ち果たされます。

この15分間の死闘が、この映画の見どころであり、確かにはじめは屋敷内だったのが、激しく降る雨の中庭での戦いは息をのむ思いでした。
一つ冷静に考えると、多くの人は兼見の一太刀で倒れるのですが、兼見だけはいくら斬られても、立ちあがるという無粋なことは、映画として仕方がないことなのでしょうが・・・


死んだとばかり思って、倒れている兼見に津田が近寄り、一言二言言うや、兼見の刀が津田を串刺しします。
これが「必死剣 鳥刺し」なのです。

「必死剣 鳥刺し」は、”必死必勝の剣で、その秘剣が抜かれるときは、その遣い手は半ば死んでいる”ということです。(HRより http://www.torisashi.com/ )

つまり、この秘剣を使うときは、双方が死ぬというもので、最後に津田に使った兼見は、これで満足したのでしょうか?