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土用の丑の日・・・それでも?”うなぎ”を食べよう!!

2010年07月24日 15時26分30秒 | 独り言・社会・ニュース

昨日は、二十四節気の一つ、大暑でした。
字のごとく、この日は1年でも一番暑い日とされていますが、今年は、暦通りとなりました。

そして、精の付くものを食べて、この暑さを乗り切ろうという習慣が、土用の丑の日に食べるのがウナギなのです。

土用とは、そしてなぜ”うなぎ”なのか・・・・・

暑中は7月7日から8月6日までで、小暑から立秋直前までの期間をいいます。
夏土用は7月20日から8月6日までの期間で、暑さが本番を迎える頃、暦の上では早々と季節の交替の準備が始まっているということです。

太陰暦を使われていた頃、季節を表すための工夫として考え出されたものが、たくさんありますが、太陽暦になってもそれらが、季節の節目節目に使われています。

土用というのは、暦の雑節の一つで、中国では、1年の四季に木火土金水の五行を当てはめようとしたのですが、四季に五つを割り当てるのは無理です。

そこで、春夏秋冬の四季に木火金水をあて、各季の終わりに18日余りに”土”を当てはめました 
これを土用といい、土曜用事を略して土用としたものです。

土用の丑の日は、土用の期間(18日余り)で十二支が丑の日である日のことで、土用の間に丑の日が2回ある場合があり、2回目を”二の丑”と言います。

土用は、春夏秋冬、年4回あり、従って土用の丑の日は、年数回あることになります。
ちなみに、土用の期間中丑の日は、今年は7月26日ですが、来年は7月21日と8月6日の二日あり、8月6日が”二の丑”です。

   ”アジサイin鎌倉” F6号

なぜ、夏の土用の丑の日に”うなぎ”なのでしょうか?
一般的に、暑さ厳しい折、精のつくものを食べて暑さを乗り切るためという習慣からと言われています。

その精の付くものが、なぜ”うなぎ”となったのでしょうか?

江戸時代、夏には売れなかった”うなぎ”をなんとか売るために、平賀源内の所に相談にいったところ、源内は「丑の日に”う”の字が付く食べ物を食べると夏負けしない」という世間伝承からヒントを得て、夏負けには”うなぎ”を食べると良いとし、”うなぎ屋”に”今日は土用の丑の日”の張り紙をしたところ、大いに売れたということです。

今でいう、マーケットリサーチで、バレンタインのチョコレートと同じ発想です。
「う」の付く食べものだったら「うどん」でも「うど」でも良かったのですが・・・・

その”うなぎ”の本当に上手い時期は、つまり”うなぎ”の旬は、冬眠を控え身に養分を貯える晩秋から初冬にかけてだそうです。

でも、どんなものでも、長く続いておれば、それが本当であるとか、本当でないとかいうのは問題ではなく、長く続いて生活に密着しておれば、それが風習であり文化なのです。

つべこべ言わずに、”うなぎ”を食べて、猛暑を乗り切ろう・・・・
ウナギ屋の陰謀に乗るのも悪くはないようですが、偽装だけは勘弁してほしいものです。