あれこれと 思い悩んで 打ち込むも 文字にできずは 秋の夕暮れ
Chopin Ballade No.1 Op.23 (Horowitz)
【黄金の国とはなんだ】
米国の中間選挙区が行われる。共和
党の優勢は変わらないだろう。だか
ら事態は好転するかといえばそれは
ないのだが、堪え性の足らない国民
性からくるもので変えようがないと
割り切っている。それじゃ信頼に値
するものといえば、偏狭なナショナ
リズムではないが日本の国民性だと
答えるね。消去法でね。
ジパングは カタイ(中国大陸)
の東の海上1500マイルに浮かぶ
独立した島国である。莫大な金
を産出し、宮殿や民家は黄金で
できているなど、財宝に溢れて
いる。人々は偶像崇拝者で外見
がよく、礼儀正しいが、人肉を
食べる習慣がある。モンゴルの
クビライがジパングを征服する
ため軍を送ったが、暴風で船団
が壊滅した。生き残り、島に取
り残された兵士たちは、ジパン
グの兵士たちが留守にした隙に
ジパングの都を占領して抵抗し
たが、この国で暮らすことを認
める条件で和睦して、ジパング
に住み着いたという話である。
マルコ・ポーロ
『東方見聞録』
ジパング(Zipangu) は、中世・近世
ヨーロッパの地誌に現れていた東方
の島国である。日本のことだとされ
る。語源については、「日本国」を
中世の中国語で発音した音が語源と
され、ヨーロッパにはマルコ・ポー
ロが‘ Cipangu’として最初に紹介
したと言われる。10世紀頃から地理
学者イブン・フルダーズ=ビフなど
をはじめアラビア語・ペルシア語の
地理書において、後のジパングにあ
たると思われる金山を有する島(国
)、ワークワーク(الواقواق al‐
Wāqwāq、倭国か)について言及され
ているという。尚、ジャパンの語源
は以下の諸説がある。
・「にっぽん」あるいはその異読で
ある「じっぽん」の転訛。
・マルコ・ポーロが辿り着いたと言
われる元の言語で「日本国」のこ
とをそのような発音で呼んでいた。
・古い中国語では日本をズーベン
(ziben)と発音していた。現在でも
古い中国語の発音を多く保留す
る中国南方方言にはこのような発
音をするところがある。
・中国語の「金邦=Jin Bang(金の国
)」から。
『宋史』(日本伝)は「年代紀に記
するところ」として天御中主尊から
天照大神尊などの二十三世、神武天
皇から冷泉天皇(宋代初期の)当代
の守平天皇(円融天皇)までの約六
十四代を列記し「その地は、東西南
北がおのおの数千里あり、西南は海
に至り、東北隅は大山をもって隔て
られている。山の外は毛人(蝦夷、
アイヌなど)の国である」「国中に
五経の書及び仏経、白居易集七十巻
があり、皆中国から得たものである」
「(土地は)五穀に宜しく、麦は少
ない」「絲蠶(蚕)を産し、多く絹
を織るが緻密で愛すべきものである」
「四時(春夏秋冬)の寒暑は」と記
し「東の奥洲」で黄金を産出し「対
馬で白銀を産出する」など、日本の
地理などの情報は全体的にほぼ正確
に伝えているという。
話は変わるが、体重が増えている。
5㌔も。スリム化しなければという
ことで昼食を抜くことにしたが、空
腹で辛い(お茶を飲む)。なにが言
いたいかというと(1)行政改革で
スリム化して(2)少子高齢化の構
造改革(3)社会保障制の再構築、
(4)為替の安定と円高社会への構
造改革(5)軍事的プレゼンスの最
適化などの諸政策をチャッチャトと
進め、国民が本来持っている良き文
化度や高い資質を引き出すリーダシ
ップを政治家が果たし、極東の『黄
金の国』、ジパングを再興すべきだ
と。つまり、最初のスリム化は難し
いがやり遂げようという話。^^;
tall fescue
【細菌パワーで品質向上】
エンドファイト(内生菌)が準農薬
扱いで国内の稲作にも浸透してきて
いるというが、EM菌(有用微生物
群)(『アゲラタムと投資改革』@
マイブログ)とどう違うのかさっぱ
りわからないので下調べする(NH
Kクローズアップ現代 11月1日放送
【微生物とつながる農業多様性】)。
エンドファイト(内生菌)とは植物
体内で共生的に生活している真菌や
細菌のことでendo(within)とphyte(plant)
からの造語。根粒菌や菌根菌もエン
ドファイトに含まれるが、一般には
イネ科植物に寄生する麦角病菌科の
真菌を指すことが多い。家畜の中毒
との関連では,トールフェスクに寄
生するNeotyphodium(Acremonium )
coenophialumとペレニアルライグラス
に寄生するN.lolii が問題となる。
百町満朗
エンドファイトは種々の生理活性物
質を産生し,これらの働きによって
エンドファイトに感染した植物が病
害虫に対して抵抗性になったり、環
境ストレスに対して耐性になったり
する。このため、植物への有用形質
付与にエンドファイトが利用されて
いる。特に芝草はエンドファイトに
よる虫害防除効果を活用していて、
エンドファイト感染種であることが
商品価値を高めているという。
エンドファイトは植物の体内に目に
見える症状を起こさずに感染する菌
類なのだが、牧草などイネ科草本と
共生するバッカクキン科内生菌は生
理活性物質を生産し、宿主植物の病
虫害抵抗性が向上したり環境ストレ
ス耐性が向上したりする。
C. purpurea
一方、エンドファイトは動物に有害
な物質も産生する。米国やニュージ
ランドで問題になっているフェスク
トキシコーシス(fescue toxicosis)や
ライグラススタッガ(ryegrass stagger)
は、トールフェスクやペレニアルラ
イグラスに感染したエンドファイト
が産生する毒素が原因であることが
明らかになっている。
現在、オレゴン州から輸入されてい
るライグラスあるいはフェスクのス
トローは,芝草用の種子を取ったあ
とのストローがほとんどで、ほとん
どがエンドファイトに感染したペレ
ニアルライグラスやトールフェスク
のストローと推測されいるが、使用
にあたっては十分な注意が必要であ
るという。
EM技術が琉球大学農学部教授比嘉
照夫が土壌改良用として開発したの
が1982年だからニュージランドのア
グリサーチ社の本格的な研究を開始
するずっと以前であり、それ故、デ
ジタル的発想から生み出された商品
ではない。従って、思考サイズ的に
はマイクロサイズであり後者はナノ
サイズであり効果は非合成化学的農
薬とも言えるが、生態系というマク
ロサイズには両者とも巧く適用でき
ているのかというシステム工学的な
結論には、いましばらく‘休止符’
が必要だということになる。
ところで「樹木内生菌には共生状態
では何もせず葉の老化とともに感染
を広げるだけで、落葉後いち早く分
解菌としての活動を開始するものが
ある」という内生菌の機能的側面は
しっかりと記憶に残った。これは、
木質バイオマス燃料化促進になると
いう確信を得たのと同時に『新しい
里山構想』のブレークスルーに繋が
る期待ともなった。