戻り雪 いや息更来で 着更着か そうよ生更木 草木張り月
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11日、神戸ワールド記念ホールにおいてWBC世界ミ
ニマム級王者オーレイドン・シスサマーチャイ(タ
イ)に挑戦。36戦無敗の王者相手に積極果敢に打ち
合いを挑み、2回に左フックでダウンを奪うと、5回、
ボディーブローで2度目のダウンを奪い、そのままレ
フェリーストップによるTKO勝ち。国内史上最速記
録となる7戦目での世界王座奪取を果たした。また、
平成生まれ選手として初の世界王者誕生だ。試合直
後の勝利者インタビューでは、4階級制覇を宣言して
いる。関西では、亀田三兄弟、長谷川穗積に続くボ
クシングチャンピオンの誕生だ。大きいことは良い
ことだとは言わないが、この勢いかって重量級にも
関西からチャンピンオンを誕生させたいと考えるの
はわたしひとりだろうか。
階級名称 |
体重 kg |
ヘビー |
90.719超 |
クルーザー |
90.719以下 |
ライトへビー |
79.379以下 |
ミドル |
72.575以下 |
ウェルター |
66.678以下 |
ライト |
61.235以下 |
フェザー |
57.153以下 |
バンタム |
53.524以下 |
フライ |
50.802以下 |
ミニマム |
47.627以下 |
人間が排出するCO2は年間約72億㌧。海や森林が約
32億トンを吸収し、残る40億トンは大気中に蓄積さ
れる。CO2 の95%は北半球が排出しているにもかか
わらず、大気中の濃度測定から推定される年間蓄積
CO2 量は、南北半球ともに約20億㌧。北半球から南
半球へが流入していると推定されていたが、地上以
外でのデータが乏しく、実態は謎だった。気象研究
所と国立環境研究所の共同チームは日本航空の協力
を得て、旅客機5機に、大気を機内で観測できる装
置を搭載。地表-高度12キロのCO2 濃度を05年から
5年間測定し、豪州便など赤道を越える航路約1500
便のデータを詳しく解析した。その結果、南半球の
CO2 濃度は、1~3月には北半球より低かったが、
4月ごろから赤道-南緯30度の上空6~12キロで北
半球並みに上昇。その傾向は9月まで続いた。半年
間の濃度上昇率を基に試算したところ、年間約7億
㌧のCO2 が北半球から流れ込んでいると推定された。
これは南半球の蓄積量の3分の1に当たる。残りが
どこから来ているかも今後調べる。チームの澤庸介・
気象研究所主任研究官(大気化学)は「CO2 の動き
が地球規模で分かれば、効果的な温暖化対策につな
がるのでは」と話す。これは1つの検証でありこう
いった1つ1つのデータの積み上げから、人類禍に
よるものか否かが解明されながら問題解決の糸口が
鮮明になって行くことに期待する。
【問いかけとしての戦後日本と日米同盟】
「なぜ、織田信長の旗印が永楽通寶だったのか、シ
ンボリック・マネイジメントですが、わかりますか」
「太平洋戦争の敗戦の原因がアメリカにあったと考
えておられるますか」。講演がはじまるや、寺島実
郎は、中国の影響力(感情的に、意図的に)を過小
評価しているのではないかと切り出し、自立自尊と
中国をはじめとしたアジア諸国と面と向き合うこと
を欠いた対米従属外交姿勢を批判した(11日、大津
市県民交流センタ「これかどうする日本・ 滋賀集会
」)。
「2011年への視座」を考える上で、冷戦の終焉から
20年、9・11から10年構造認識の4つの特徴:(1)
多極・無極化→2008年秋からの構造転換=米国一極
支配の終焉と中国、インド、ロシア等のユーラシア
諸国の経済成長の加速 (2)新自由主義から市場/社
会の均衡主義への転換 (3)地球温暖化・生態多様性
破壊流れ、(4)デジタル情報革命の説明を行いつつ、
民主党政権の問題点(失望)を指摘した後、
(1) 国際協調と国際法理の時代
(2) 金融資本主義の破綻
(3) アングロサクソン同盟からの脱却
(4) 東アジア共同体の構築
を踏まえた内外政策一体の総合戦略の必要性を説き
「戦後日本と日米同盟」を見直しを迫ったというこ
とに収斂させた。勿論、中東への米国の軍事的プレ
ゼンスの低下による混乱やTPPに対する農業政策
(法人化の促進)、国際連帯税などのにも触れたが
講演の殆どはここ10年間の世界状況の変動の解析に
割かれた。
わたし(たち)は全球的な動乱期に入ったと考えて
いるものとっては、明銭・宋銭が江戸時代まで流通
した歴史的事実を見つめるという象徴的な意味は、
これから大変恐ろしい事態が発生しようとも自律・
自制・共助の生活思想を鍛えながらそれぞれの共同
体を通し確固たる意思表示と行動を取っていこうと
自己再確認の場になった。ところで、永楽通寶の旗
印に織田信長が決めたのは「カッコ良かったからだ」
と寺島実郎は言っている。さて、「新外交戦略とし
ての永楽通寶論」はスタートを切った。
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