極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ふきのとうのプラネタリウム

2011年02月19日 | デジタル革命渦論




きみ摘みし 薫る若菜に 朝日射す 言の葉たぐる まほらは庵





移転騒動が尾を引いていて、拡張ディスプレイのDELL 2407WE
P(VGA)
の画像滲みが酷いが暫くこのままにしておいて微調整
作業に移ることに。そうこうしていると近くの郷杜の白山神社
から朝採りの蕗の薹を見せる。春の訪れを告げる土の何ともい
えない芳香に部屋いっぱい包まれる。その一瞬『万葉の世界』
が融合し<仕合わせ>を実感していた。これは、都会ではなかな
か経験できないことだし、「しあわせ」の語源は、「し合わす」
で「し」は動詞「する」の連用形、何か二つの動作などが「合
う」こと、別のことばで言い換えれば「めぐり合わせ」に近い
というが、万葉の世界と再び巡り会う<超時空間(感)>を英語
にすれば‘re-volution’に該当するが「革命」とも訳されている。
ちなみに‘volute’は螺旋状のという意味となるがタイピングし
ながら日本語の本質にまた一歩迫ることができたと充足する。




明日よりは春菜摘まむと 標めし野に 昨日も今日も雪は降りつつ

                        山部赤人     





サラリーマン生活から離れ三年経つが日常の細かなことに眼が
届くせいなのか工夫の余地の多さに驚く毎日なのだが、その情
報源には主婦目線が欠かせない。例えば、忍び寄る超高齢社会
のひずみはゴミの集積所の距離にそれは現れる。腰の悪いAさ
んは集積所までキャリアカートを使っているという情報。健常
者なら簡単な作業なのだが障害者にはその痛みがわからないが
健康を考えできるだけ歩いてもらうのが正解だろう(自制心の
効かない人は‘甘える’)。反面、市販されているキャリアカ
ートが最適かどうかの相談はできるだけ乗ってあげたいと思っ
ている。



もう1つは、息子の友達が経済的な理由から下宿からの通学(
滋賀大学経済学部)をやめ岐阜の実家から通学するという彼女
からの情報だが、やはり計算する後者の方が親の負担が軽減さ
れるというのだが、やはりお金が回っていない、回らせていな
いというデフレ不況の現れを報告する。経済音痴な現政権では
ダメでしょうとだけ答えてみたが、他人を責めてみても虚しい
だけ。ここは自分なりの‘正議論’に従いベストを尽くすしか
ない。



最後に「しが彦根新聞」の‘シルク配合の「義歯」開発’(2月
19日版)を大声で紹介してくれた。絹糸(犬歯ではない)を配
合することで「セリシン」(『シルク色の時間』)が抗酸化作
用と細胞活性化機能があるというので「古くから製糸や絹織物
工場の従業者は冬の水仕事でも、手肌がきれいといわれ、医薬
品、食品、化粧品、アパレル(インナー)、細胞工学の分野で
使われているいるよとタイピングしながら返事をすると「そう
なんだ。タキイ・デンタル・アートの瀧居茂喜さんってすごい
のね」と感心している。しかし、わたしには、アミノ酸組成(重
量割合%:セリン(37.3)、アスパラギン酸(14.8)、スレオニン
(8.7)、アラニン(4.3)、アルギニン(3.6)、グルタミン酸(3.4)、
チロシン(2.6)、リジン(2.4)、グリシン(1.5)、ロシン(1.4)、
ヒスチジン(1.2) 他にイソロイシン・プロリン・シスチン・フ
ェニルアラニン)の蛋白質の何が(機構)効くのかさっぱりわ
からないから、この場合は20年上の開発試験の経験(疫学的評
価)からしか語られないもどかしさかつきまい、女性達の評判
がブーム、フィーバー、バブルをつくり活気づくことに躊躇す
るだけだ。



「セリシン」=「ガ」+「A」ってわかりますか。即答できる
として次になぜこんなことを問いかけるわかりますか。そうで
す「ガセリシンA」が成果で「バクテリオシン」と答えても正
解だ。そして、
ガセリシンGassericinつまりバクテリオシン
Bacteriocinは、細菌類が産生する、おもに同種や類縁種に対
する抗菌活性をもったタンパク質やペプチドの総称
。出芽酵母
やゾウリムシのキラー因子と類似している。1925年にアンドレ・
グラチアによって発見された。通常、個々のバクテリオシンの
抗菌スペクトルは狭く、同属から同門程度である。その作用機
構は多岐に及び
Lactococcusの生産するナイシンは同系統のフ
ィルミクテス門の細胞膜に穴を開けて死滅させるのに対し、大
腸菌の生産するコリシンは腸内細菌科のタンパク質合成系を破
壊する。この他、緑膿菌が産生するピオシン
pyocin)(膜電位
差の消失)、古細菌では高度好塩菌が産生するハロシン
Na+/H+
トランスポーター阻害剤)などが知られている。一部のバクテ
リオシン(ピオシン
Rなど)はチューブ状の構造で、バクテリオ
ファージの尾部と構造が似ているので、様々なチューブ様微粒
子:ラピドソーム
rhapidosomeの一種として分類されている。



つまり、バイオプリザベーション=合成物質でなく乳酸菌が何
らの害作用もなく、食品とし、あるいは食品と共に長期間食べ
られてきたことを利用し食品を保存する方法の応用の範疇には
いるのがセリシンであり、チューブ様微粒子とはいえ、さすが
わたしも収拾のつかぬ状態になりそうだが、バクテリオシンは
健康長寿研究領域には欠かせなくなっている。



さて、本題に入って終わろう。寝起きにひらめいたのが、プラ
ネタリウムのデジタル化
だった。なぜって、それは先日のブロ
グ(『
転送の技術と疲労』)でオーレッド(有機EL)のキラー
アプリを考えてきたが、‘
オーレッドの部屋という企画開発
の延長として、部屋の内装(勿論、仕様範囲には床も含まれる)
の一切をいわば、オーレッドの床、内壁、天井、ドア、窓で仕
上げる事業だ。その手始めとしてプラネタリウムがあるわけだ。
つまりは、ソフト上で天体を自在に表示しようというもので、
使わなければ、照明としても使うのは勿論のことだ。窓も電子
カーテンとして使うことも可能だし動・静止画のアート・ウォ
ールとして使うことも可能だ。そして、全球的事業プラットと
して、オープンソース志向を明確に打ち出し、メーカ、ディー
ラ、ユーザは最初に「永代供養」というと問題だろうが、国際
連帯一括税のように負担金を支払い基金を作り、事業関連オペ
レーション・システムは共有化を原則とする。考えてみても楽
しいではないだろうか。照明や空調のスイッチや電気器具への
通電コンセントはフル・バーチャルないしはハーフ・バーチャ
ル化され自在に配置できる。これを「オーレッド・ウォール

」と呼びこれをスマート・グリッドとオール電化と融合させ
る。実に面白いことだ。


コメント
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