【歌会始に虫歯】
津波来し時の岸辺は如何なりしと見下ろす海は青く静まる
平成天皇
春あさき林あゆめば仁田沼の岸辺に群れてみづばせう咲く
皇太子妃
相馬市の海岸近くの避難所に吾子ゐるを知り三日眠れず
山崎孝次郎
ほのぼのと河岸段丘に朝日さしメガソーラーはかがやき始む
小林勝人
舫ひ解けて静かに岸を離れゆく舟あり人に恋ひつつあれば
永田和宏
朝から、虫歯で歯医者へ出かける。この際だから、健康は歯からと思い至し治療
へ出かける。病院嫌いのわたしにしては珍しいことなのだが、患部を教えレント
ゲンをとると治療台に据えてある20インチディスプレイ上に表示され、懇切丁寧
に説明していくれるので、なるほどと納得する。納得していないのは吾が身体。
麻酔注射、歯患部の切削に移ると緊張してしまい、仮詰め物を接着時に吐きそう
になる。なんとも情けないことだと思いつつ、医者にかかるのはここ数年皆無だ
ったから意識とは別に条件反射なのだと補償心理に入る。軽い歯周病にあるので
ということで、トミロン100錠という抗生物質をもらうのだが、アレルギー発
症が気になると言う風な顔を見て取ったのか処方上の注意を教えてもらった。
復路は快晴で、伊吹山が綺麗。それじゃということで一旦家に帰り、デジカメを
携帯し直し、びわ湖岸定点清掃地に出かけ波打ち際から数枚撮影する。勿論、外
気は恐ろしく寒く、たぶん1~3℃ぐらいか北西からの強い風は薄着を透し肌を
刺す。そうしているうちに、弱気になりかかっていた気分を吹き飛ばし、例年の
ように活力が沸き立つかのような気分に包まれる。
遠岸のいぶきの山は凛としてことしも向かいそびえ輝く
きょうは歌会始の儀が宮中でとり行われている。虫歯の治療となった晴天日。こ
れは愉快ではないかと気を取り直し家に帰る。
【イタリア版食いしん坊万歳:豚スベアリブとキャベツの煮込み】
具材:スペアリブ8本(4人分)、キャベツ小1個、玉ねぎ1/4個、ベーコン50g
トマト1個、ローズマリー、セージ少々、白ワイン 250cc、ブイヨン約2リット
ル、オリーブ油 大さじ2杯
作り方:キャベツを適当な大きさに切る。玉ねぎをスライスする。ベーコンを小
さく切る。スペアリブに塩、コショウをしておく。深鍋にオリーヴオイルを入れ、
ベーコンを炒める。ベーコンの脂が溶けたら、玉ねぎをしんなりするまで炒める。
スペアリブを加え、両面を軽く焼き、白ワインを足し、半量以下になるまで煮る。
ブイヨンを入れ、中火で煮る。アクをこまめにとる。ローズマリー、セージを入
れスペアリブが柔らかくなりはじめたら、キャベツがふた替わりになるよう、た
っぷり加え中火で煮続ける。キャベツがしんなり煮えてきたら、トマトの角切り
を加え)、塩、コショウして出来上がり。寒い冬にはうってつけのイタリアの鍋
料理だ。
※ミラノと口ンバルディーア地方の聖アンソニーアボットの祝日には欠かせない
伝統料理カソーラ(煮込み)。本来は豚足、豚耳など様々な部位やソーセージを
入れる。身体が温まり、冬場には欠かせない料理。
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※JR東日本は、今後の駅での環境負荷低減を見据え「有機薄膜太陽電池」の基
礎評価試験を行う。