NHKスペシャル「知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~」、テレ朝番組「ザ・ス
クープスペシャル 過去からの警告~古文書と考古学が語る巨大津波~」を録画しておい
たのでこの二本を再生した。あれこれ考えていたら「大災害緊急対策省」を設置し最低5
年の臨時行政運営しなければならないだろうと思えてきた。そして、地震・津波・火山噴
火・原発事故(+異常気象)にかかわる複合災害対策チームを立ち上げなければ、この国
は滅ぶのではと思えてきた。ことわっておくが、この国の最優先課題はなにをおいてもこ
れだと思い至ったわけで、ユーロ経済危機や赤字財政はこれと比べれば解決可能な課題だ
と思っている(簡単だというわけでなく、処方がわかっているという意味だが、政府がそ
のように行動するかというと甚だ疑問だ)。
それにしても、この地球エネルギー変動の大きさよ。これぞ宿命というものかと気分が滅
入るね。
122℃の超高温環境、強酸性環境、強アルカリ性環境、1,300気圧の高圧環境など、人間が
とても住めない環境にも微生物は生息している。このような極限環境に生息する微生物の
研究から遺伝子増幅技術や酵素洗剤などの新たなバイオテクノロジーが生み出されている。
昨年末に話題となったヒ素を利用する微生物に見られるように、極限環境徹生物の研究で
得られる(地球型)生命の存在限界に関する情報は、地球以外の生命存在を推測するための
重要な指針となる。1930年代に理論的に予言され、1967年に確認された中性子星。中性子
星の大きな特長は、密度は地球の約100兆倍、重力は地球の約1,000億倍にも達するといわ
れている。高重力環境が微生物に与える物理的影響としては、①細胞内での分子の沈降、
②細胞の力学変形、③圧力の3つが考えられ、これらを詳細に検討した結果、サイズが小
さく、内部構造が単純という原核微生物の2つの特徴が、巨大重力下での増殖に有利に働
いていることがわかってきた。
※出口茂(海洋研究開発機構;JAMSTEC)「巨大重力下での微生物増殖」
※土壌細菌(パラコッカス・デニトリフィカンス)、大腸菌、細菌(シュワネラ・アマゾ
ネンシス)、乳酸菌、酵母
重力と生物の研究は、地球よりも小さな重力環境と地球よりも大きな重力環境の2つに大
別される。微少重力環境が生物に与える影響は、長期の有人宇宙飛行の際に宇宙飛行士が
受ける健康影響を知る上で重要であり、多くの研究がなされている。スペースシャトルや
国際宇宙ステーション、さらには地上で微小重力環境の再現装置を用いたこれまでの研究
で、微小重力下では徹生物の増殖が地上よりも促進されると報告されている。
1992年に太陽から約2000光年離れた惑星が発見されて以来、700近い太陽系外惑星が見つ
かっている。質量の大きな惑星でも、重力は地球の数倍に過ぎない。重力がこれら惑星で
の生命存在を制限するものではない。また褐色楼星のような、より質量の大きい天体での
生命存在の可能性、隕石を介した生命体の惑星間移動の可能性もが示された。微生物によ
る抗生物質などの生産が、重力の影響で変化することが知られている。また細胞内に蓄積
される抗生物質が、重力変化によって細胞外に放出するとの報告もある。1×Gと~0×
Gという狭い範囲で重力を変化させて行われてきた。今回の研究で10,000×Gまでは微生
物の増殖に影響しないことが明らかになったことから、高重力環境を積極的に利用するこ
とにより重力によるバイオリアクターの制御といった新技術につながる可能性があると報
告されている。
わたしがこの報告書に注目したの、ブログでも記載してきたことだが宇宙よりも深海にあ
る。中でも「分子量の大きな1MDaのタンパク質のみ、沈降によって濃度勾配を形成し
得ることがわかった。これはリボソーム(分子量約2.5MDa)のような巨大分子は、500,000
×Gの重力の下では沈降の影響を受け、細胞の底に沈みやすくなることを意味する。また
真核細胞の大きさに相当する10μmで行った計算では、100 kDa のタンパク質でも沈降の
効果が認められた。つまり巨大重力下では、細胞サイズが大きいほど、細胞内での物質分
布が偏りやすいことがわかった」であり、分子量及び細胞サイズの高圧力耐性の閾値で、
どのような微生物を、海洋(あるいは深海)牧場で培養すれば炭酸ガスを固定できるかで
あり、あわせてこの微生物細胞を濃縮してバイオマスエネルギつくりだすかという壮大な
実験に有用な情報をえる目的からだ(『レモン汁・鉄入り炭団による水浄化』)。
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Trota arrosto con salsa scarlatta
【イタリア版食いしん坊万歳:マスのグリル、スカーレット・ソースマンテカート風】
具材:マス6尾(全部で約1.6kg)、赤ピーマン3個、トマト3個、ニンニク3片、オリーブ
油 60cc、塩、コショウ
つくり方:あらかじめ鱗を落とし綺麗に洗っておいたマスを焼き網の上に並べて焼く(最
初にオリーブ油を少し塗る)。焼き上がったらマスの頭、皮、中骨をはずして、皿に盛り、
スカーレット・ソースをかける。そのスカーレット・ソースの準備は次のように行なう。
まずピーマンの皮をむか、肉の厚いところ、トマト、外の固い皮を取ったニンニクと一緒
にすり鉢でする。浅鍋を火にかけてオリーブ油を熟し、そこにすり潰したピーマン、ニン
ニク、トマトを入れ、塩、コショウで味を整えて数分間、火にかけてソースを仕上げる。
【ターミネーター・ケア・タウン】
昨夜は町の総会。話題は高齢化。このまま若者との同居が無い前提で10年後どうなるかと
質問すると、出席者全員「・・・・」と沈黙が続いた。そうなんだ、このままだとターミ
ナル・ケア・タウン化してしまい、櫛がボロボロ欠けて行く。それじゃどうすればいいの
かと、人間力をいや老人力を発揮し解決するしかないかという風な話になり帰ってきたが、
これは相当深刻なことだ。ピンコロは理想的だが、そこまでエネルギーが持たずに惰性だ
けで放物線は終末を向かえる。『老齢者にとって美とは何か』をテーマにするのもいいか
と考えながら布団にもぐ込んだ。^^;