今が旬。把瑠都凱斗、錦織圭、ダルビッシュ有、良い顔してますよね。本当、チカ
ラ・も・ら・え・ま・す。「心・技・体」世の中すべてこのバランスの上になり立
っているんだとあらためて内省した次第。
【インフルエンザウイルス 世界初 内部の立体構造明らかに】
毎年冬に流行するインフルエンザのウイルスについて、東京大学医科学研究所のグ
ループは、世界で初めて内部の立体構造を明らかにすることに成功。これにより薬
の開発や新型のウイルスができる仕組みの解明につながる。東京大学医科学研究所
の河岡義裕教授らのグループは、インフルエンザウイルスの内部の構造を明らかに
するため、1万分の1ミリ前後の大きさのウイルスを少しずつ回転させながら電子
顕微鏡を使って断面を撮影。そして 120枚の画像をコンピューターで合成して内部
の様子を再現した結果、8本ある遺伝子が、少なくとも1か所で、ひものような物
質によって互いに連結していることがわかった。インフルエンザのウイルスには、
ヒト型や鳥型などがあり、豚などの体内でそれぞれの遺伝子が集まって新型のウイ
ルスになることが知られているが、研究グループは今回発見した物質がこうした変
異に深く関わっているとみているという。
Influenza virus structure. 3D computer artwork showing the structure of a generic influenza
virion. A portion of the virion's protein coat (capsid) has been cut away, revealing its core
ribonucleic acid proteins (RNP, green). The surface proteins (blue, haemagglutinin [H];
and red, neuraminidase [N]), are shown, as well as ion channels (blue, round). These struc-
tures are identified in a key at right.
ここまで、解析が進んだのかと感心したニュースだ(関係者の努力・能力には本当
に頭が下がります)。このような高度な画像処理技術を集約した産業が第4次産業
なのだが(「個人史としてのデジタル革命」第6則 エクスパンション)、実に面白い。
【機能性表面加工】
この間、長岡技術科学大学 山田研究室と三菱レイヨンがプリズムを用いて太陽光
を集光する太陽電池「シースループリズム型集光PV」を試作し記事が目についた。
特徴は(1)太陽電池のセル面積に対する発電量がプリズムがない場合に比べて約
1.8倍と大きいこと、(2)太陽電池であると同時に窓ガラスとして利用できること、
の2点だ。 この太陽電池モジュールは、プリズムの一面に太陽電池のセルを貼り、
さらにそれを透明な基板に貼り付け、太陽電池には他社の結晶Si型太陽電池を細
く切って利用しもの。 モジュールを垂直に立てた場合、斜め上から入射した光の
多くは、プリズムの境界で全反射するなどして太陽電池のセルに導かれる。実際こ
のモジュールを斜め上から見ると、セルはややすき間をあけて並べられているにも
かかわらず(ブラインド効果)、モュールの大部分をセルが覆っているように見え
このモジュールを正面、または斜め下から見ると、縞模様は見えるものの向こう側
の様子が分かるシー・スルーになる。これは、プリズムが光を全反射しなくなるこ
となどで、太陽電池のみかけの大きさが小さくなるためだ。つまりこのモジュール
で、低コストの集光型太陽電池と窓ガラスを併用できるという。
特開2010-219495
これは、水蒸気に当たった太陽光は、水蒸気と空気の屈折率の違いを利用し反射や
吸収が連続しこれが虹(rainbow)や月虹(moonbow)として見えることになる。こ
れと同じようにソーラパネルに入射した光を閉じ込め発電効率を高める方法に受光
表面加工し入射角の最適化の工夫がなされている。
こんなことを検索していると、面白さを通り越して疲れがどっと押し寄せてきた。
きょうはこの辺で切り上げることに。