かって、敵対的貿易輸出(ピータ・ドラッガー)で虎の尾を踏み日米経済構造協議では
オープンソースの国産Bトロンが世界に貢献するまでもなく葬り去られ、ビルゲイツが
高笑いしたのだが、住宅金融バブルが弾け、GMが事実上破産更正に入り、リコール問
題でバッシングされ、タイの洪水やユーロの信用不安の煽りを受けた歴史的円高で青息
吐息状態に陥ったかのように見えたトヨタ。2012年1月10日、トヨタは高度なプラグイ
ンハイブリッドのコンセプトカーNS4をデトロイト北米国際オートショーで明らかに
した。ここでトヨタのエンジニアは、2015年までに新しいコンセプトのデザインに挑戦
する。デジタル時代では、車は電子機器と融合し概念が大きく変わる。個人と社会、感
性と合理性の両方の関係を考慮した新しい技術デザインだ。
まぁ、国産メーカは未来をしっかり見つめているからであろう、巨大企業だから云々と
いう抵抗感は皆無とは言わないが「トヨタの提案」は未来志向だと、納得しここは微力
ながらもサポートしてみたいと思った次第。そんなことを午前中考えながら、いつもの
作業を進めながら、おにぎりの残りを1個を頬張り、虫歯用内服剤を飲みリバウンドし
た体重2キログラムを落としにジムに向ったが、腰痛がなかなか治まらず、水中歩行と
クロールをそこそこと済ませサウナで汗を流すが痛みは取れない。とれないはずで、ク
ロールは禁物と熊本の義兄から釘を刺されているのにもかかわず、背泳は鼻から過剰敏
感性の咽口に水が入るので避けてきたのだが、ここに至ればと家に帰ってきてノーズク
リップ(鼻栓)とイヤプラグ(耳栓)のセット2組(中国製@2百円)を注文する。そ
れにしても国産メーカだと数倍かかるから安い。安かろう、悪かろうということもある
がそれはそれでためしてみてからの話だと背泳を中心としたレシピへの切り替えを準備
する。
【イタリア版食いしん坊万歳:ムール貝のインパナータ】
lmpepata di cozze
具材:ムール貝6ダース、パセリ、コショウ、レモン
作り方:すべては新鮮なムール貝を手に入れることに尽きる。ムール貝をよく洗い、浅
鍋に入れ火にかけ,他の材料は一切入れずに口を開かせる。火からおろし、1枚の殼の
ほうに身を残したまま、もう1枚の空のほうの殼を取る。口を開けた時に貝から出た汁
は小さな濾し器に通して砂を除き、再び鍋の中にもどす。そこに身のついた貝も入れ、
コショウとバセリのみじん切りをたっぶりふりかける。レモン汁も数滴かける。少し煮
てできあがりである。
こんなことをかいていると、そうだ今回の地震で岩手県の綾里漁協はどうなったのか心
配になったが(『紫貝とベネルクス』)、ここは早く岩手は三陸のムール貝の復活を祈
るだけだ。さて、ムール貝の詰め物(Cozze ripiene)は日本では口にしない。この場合
具材は、ムール貝6ダース、ニンニク、パセリ、パンの柔らかいところ、パルメザンか
バダノのおろしチーズ、オリーブ油、コショウを準備し、ムール貝を殼つきのまま浅鍋
に入れて火にかけ,他の材料は一切入れずに口を開かせる。貝の殼が開いたら,身のつ
いてない片方の殼を取り去る。貝から出たムール貝の出し汁は,鍋の底に集め,小さな
濾し器に通して濾す。この汁の中にふたつかみぐらいのパンの白身の部分を浸し、水気
を軽く絞っておく。ボールに水気を絞って細かくちぎったパンとパセリひとつかみ分、
ニンニク3片分のみじん切りを入れ、パルメザンかパダノのおろしチーズ大さじ3杯、
コショウひとつまみとオリーブ油を加えて、全部一緒に入れて練り上げ、練り加減はし
っかりと、あまり固くしたくさせずオリーブ油で加減する。こうしてできた詰物をそれ
ぞれ身のついた貝の上に少しずつのせ,油を塗ったパイ皿に並べ,高温のオーブンで焼
く。
【ソーラの意匠性と技術課題】
ソーラパネルを実際に扱った経験があればわかるとおもうが、発生電流は、面積に比例
し2乗し増えるから(これが立体となれば3乗だ)、ものすごい電流となるから危険な
のだ。これはまだ実感として波及していないのでわからないが常設が当たり前になれば
このことが問題となってくるだろうから、安全面の事業化が急速に進んでいく。ところ
で、色素増感型も含めた有機薄膜系の太陽電池の特徴である軽量性、可撓性、意匠性の
中で特に意匠性を生かすには、並列配置時の電流発生量の違いが問題となる。
例えば、モザイクのように色違いのものを自由に配置するとなると、電流-電圧特性が
異なる複数種類の太陽電池セルが並列に接続されている場合、太陽電池セルが相互に干
渉し太陽電池性能が劣化していくし、順方向に電流が流れ、他の種類の太陽電池セルで
は逆方向に電流が流れるという問題が起こる。逆方向に電流が流れると、順方向に電流
が流れる太陽電池セルの動作電流が減少し、モジュール全体の出力特性が低下する。ま
た、逆方向に電流が流れることで、発熱・発火の恐れや、短絡破壊に至る問題がある。
これを避けるために下図のような、光電変換部の種類に応じてバッファー層を形成する
ことで性能低下、逆流、短絡、発火などの問題解決法が提案されている。
特開2012-9561 有機薄膜太陽電池モジュール(大日本印刷)
何だかんだと打ち込んでいると、ズボズボと底なし沼を歩いているような錯覚にとらわ
れる。もう未来予想図はできているのだからやることはないと思っているが、速度感を
もって事に当たるにはやるべきことは山ほどあるという実感なのだが今日はこの辺で。