【イタリア版食いしん坊万歳:二つのリゾット】
Risotto con le mele o con le pere
【リンゴまたは洋梨のリゾット】
具材:米500g、リンゴまたは洋梨500g、タマネギ60g、辛口白ワイン200cc、
リンゴを用いる場合はソフトタイプのゴルゴンゾーラチーズ、洋梨の場合
はタレッジオチーズ80g、バター60g、リンゴまたは洋梨のリキュール小グ
ラス1杯、ブイョン、塩
調理法:タマネギのみじん切りをバターで炒め,タマネギがしんなりした
ら米を加える。鍋の底が乾いてきたらワインを入れる。アルコール分をと
ばして、米が色づきはじめたら,杓子一杯のブイヨンを加える。かき混ぜ
たら、皮をむき、育の目に切ったリンゴか洋梨を入れ、少しずつブイヨン
を加えながら煮ていく。塩を入れ、最後に細かく刻んだゴルゴンゾーラチ
ーズ(リンゴの時)、または育の目に切ったタレッジオチーズ(洋梨の時)
を入れる。仕上げにリキュール(リンゴか洋梨、それぞれに応じたリキュ
ール)を入れ、再びよく混ぜてできあがり。
【ニンニク風味リゾット】
Risotto all'aglio
具材:米500g、ニンニク6片、パセリ多めに、オリーブ油60cc、皮むきト
マト100g、ハム80g、ブイヨン1/2リットル、パルメザンかパダノのおろし
チーズ、塩、コショウ
調理法:まず、ニンニク(6片より少なくても,あるいはもう少し多くて
もいい)、パセリ、ひとつまみの塩とコショウを全部一緒に潰す。次にそ
れを油で熱して狐色に炒める。そこに、皮むきトマト(トマトホール)を
加えて混ぜ、さらに商の目に切ったハムも入れて再び混ぜる。最後に米を
加えてブイョンを少しずつたしながら煮ていく。このリゾットはパルメザ
ンかパダノのおろしチーズを別に添えて食卓に出す。
レストランでリゾットを口にすることはままあるあるが、積極的に注文す
るのではなく、コースの中の一つとしてそれを食べる。嫌いのではなく、
少量ならむしろ凄く美味しいと思うことも多い。多分、チーズ味になじめ
ないのかもしれない。たとえば、酢とかヨーグルトなどを加えてみてはと
も思う。目には見えないバリア(匂い、香り)だと直感しているこれはた
めしてみる価値はある。
【シリコンリサイクル】
昨年より風邪を引きやすくなったかなと思えるぐらい、気管支に痛みを覚
えつつ売薬の風邪薬飲んで作業を進めているので時間が経つのが早く感じ
られて仕方がない。話はそれたが、ソーラグレードシリコンの製法・調達
とシリコンリサイクルの考察をある種の緊張感を持っているやっている。
金属シリコンの調達・製造法についてはこのブログでも記載したことがあ
るが(『太陽の道の技術』)、稲わらに含まれる少量のシリコンを燃焼・
エタノール変換したシリコン残渣を金属シリコンを取り出すとか「サハラ
ソーラブリーダー計画」のように砂漠の砂から金属シリコンを取り出すな
んてな話もあり技術開発に成功すれば戦略物質の思考枠を取っ払うことも
夢ではない。細かいことははしおり、資源→金属シリコン→ソーラーシリ
コンプロセスコストを大凡、現在のコストの1/6~1/4に逓減しよう
と研究開発がなされている。
他方、シリコン系ソーラーパネルの生産で24/25(96%)も廃棄されているシ
リコンを回収する研究が進んでおり、これに加え、パネルシリコンのリサ
イクルにより、将来的には現行の百分の1程度までコスト逓減も具体的な
目標値として見えてきたという手応えも感じている。変換効率の向上や、
施工販売などのコスト逓減の研究も同時進行していることを勘案すると、
電力単価が10円を切るカウントダウン前夜というのもあながち法螺でない
と思う。